新サービス「POS+ Beacon」
2015-12-28 12:17:26
イベント来場者の行動を記録する新サービス「POS+ Beacon」の誕生
イベント来場者の行動を記録する新サービス「POS+ Beacon」
近年、展示会や転職フェアなどの大型イベントにおいて、来場者の動きや興味を正確に把握することが求められています。しかし、従来の方法では来場者全体の数を把握することはできても、各ブースの訪問者数や行動の傾向、滞在時間を詳しく分析することは難しいものでした。この課題を解決するのが、株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ(IBS)が提供する「POS+ Beacon(ポスタスビーコン)」という新サービスです。
背景
これまでのイベントでは、来場者の行動分析は主に担当者の経験や肌感覚に頼っていました。また、ペーパー対応も多く、情報収集やデータ管理に手間がかかっていました。特に、個々の来場者の属性や行動情報が不明瞭なため、精密なマーケティングを行うことは困難でした。そこで、IBSは新しい技術を使って、これらの問題を解決するシステムを開発しました。
サービス概要
「POS+ Beacon」は、最先端の位置情報システムを活用し、来場者がイベント会場でどのように動いているのかを詳細に記録します。このサービスにより、来場者の滞在時間や行動履歴を把握することができ、それらの情報を来場者の年齢や性別などの属性情報と掛け合わせることで、具体的なマーケティング施策を立案することが可能となります。また、来場者自身もスマートデバイスを用いて、ブースで配布される資料を手軽に受け取ることができ、ペーパーレスでの情報交換が実現します。
例えば、指定された距離内に近づいた来場者に対して適切なクーポンを発行したり、タッチした端末から詳細資料を取得できる機能により、マーケティングの精度が向上します。また、このシステムは単にイベントにとどまらず、オフィスや商業施設、飲食店などでも行動把握やクーポン発行に利用できる幅広い適用性を持っています。
導入事例
「POS+ Beacon」は、早速「DODA転職フェア」での運用を開始しました。毎年12回開催される同フェアでは、東京で最大450企業が参加し、約2万人が来場します。このイベントでは、来場者の紙のエントリーシートをウェブ登録に変更し、個人情報が入ったビーコントークンが配布され、企業ブースで専用端末にかざすことで、経歴やスキルが表示される仕組みになっています。さらに、ウェブ上での面接調整も可能となり、参加者の待ち時間や手間が大幅に削減されました。
さらなる活用と効果
IBSの「POS+ Beacon」は、単なる情報収集にとどまらず、得られたデータをもとにした効果的なマーケティングの実現を目指しています。イベントのスタッフや出展者は、リアルタイムでの導線分析やホットスポットの特定が可能になり、これまでにはなかった情報を得ることができます。これにより、イベントの成功を支援し、来場者の体験を向上させることが期待されます。
さらに、モールや店舗の導線分析を通じて、顧客属性に応じたターゲティングを行い、ロイヤルカスタマーを育て上げるための手助けもしています。今後、飲食業界など他の業種でもその威力を発揮することが期待されています。
まとめ
「POS+ Beacon」は、イベント業界に革命をもたらす画期的なサービスです。来場者の行動を的確に把握し、マーケティング施策に活かすことで、より良い顧客体験を実現することができるのです。今後の展開にも注目です。
会社情報
- 会社名
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パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
- 住所
- 東京都江東区豊洲3-2-20豊洲フロント7階
- 電話番号
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03-6385-0900