第4回「アンガーマネジメント経営賞」表彰式
2026年6月4日、東京都港区において第4回「アンガーマネジメント経営賞」表彰式が開催されました。この賞は、ハラスメントや差別のない職場環境を目指す企業や団体の努力を顕彰することを目的としています。運営を手掛ける一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の松島徹代表理事は、受賞企業の紹介を通じ、社会全体でのハラスメント防止の重要性を強調しました。
アンガーマネジメント経営賞とは
この賞は、全従業員が協力し合い、人権を尊重するための施策を進める企業を評価する制度です。評価基準は以下の5つの観点で構成されています。
1.
ビジョン・方針: 経営理念やビジョンの中で従業員の人権尊重を掲げているか。
2.
人権尊重: 従業員が多様性を受け入れ、価値観を尊重できる環境が整備されているか。
3.
組織風土: 従業員が意欲的に働ける職場文化が形成されているか。
4.
教育: 行動変容を促すための教育プログラムが整備されているか。
5.
しくみ・制度: 企業理念に基づく制度や規定が充実しているか。
受賞企業一覧
今回、表彰されたのは以下の3社です。
1.
遠州鉄道株式会社(大賞)
- 総務部リスク管理課の内山正美リーダーと監査室の倉田正俊様が本賞を受けることとなりました。
- 受賞理由として、同社は「人を大切にして企業価値を高める」という経営方針の下、ハラスメントのない職場環境を実現するための取り組みを強く評価されました。
2.
諏訪市役所
- 市長の金子ゆかり様、職員サポート室の久保田浩子室長が受賞しました。
- 職員の心身の健康を重視し、長年にわたりアンガーマネジメントを取り入れた組織運営が評価されています。
3.
港区教育委員会
- 事務局学校教育部長の茂木英雄様と同指導主事の加藤靖規様が表彰されました。
- 教育現場での人権尊重と安全な環境の構築における取り組みが高く評価されています。
受賞企業の活動内容
遠州鉄道株式会社
同社は、社員の活力を最大化させる健康経営プログラムを取り入れ、「人を大切にする」という理念のもと、社員が心理的安全性を感じられる職場づくりを進めています。また、アンガーマネジメントを通じて従業員の感情を管理するスキルを育成し、ハラスメントを未然に防ぐ方針を取っています。
諏訪市役所
諏訪市役所では、職員が健全な組織運営を進めるため、透明性のある省庁運営を目指し、アンガーマネジメントの研修を継続的に行っています。若手から管理職まで全職員が参加し、ストレスチェックでも良好な結果を示しています。
港区教育委員会
この教育委員会では、教員向けに毎年実施されるアンガーマネジメント研修により、教職員が自らの感情を理解し、児童との信頼関係を築くスキルを強化しています。体罰の根絶を目指し、組織全体での取り組みが評価されています。
アンガーマネジメントの重要性
アンガーマネジメントとは、怒りの感情と適切に向き合うための心理的なトレーニングであり、多くの企業や教育現場で導入が進んでいます。この手法を用いることで、従業員は自身の感情を理解し、職場での良好な人間関係を築くことが可能になります。日本アンガーマネジメント協会は、この技術の普及を推進し、ハラスメントを無くす社会の実現を目指しています。
結論
第4回アンガーマネジメント経営賞の受賞企業は、いずれも人権を尊重し、より良い職場環境を作るための積極的な取り組みを行っています。これからも、彼らの活動が広がり、多くの企業がこの理念を取り入れていくことを期待しています。