東北電力と東北電力フロンティアが新たなデマンドレスポンスサービスを発表し再エネ活用を促進

東北電力と東北電力フロンティアが新サービス開始

東北電力と東北電力フロンティア株式会社は、2024年の10月1日から新しいデマンドレスポンスサービスを開始すると発表しました。このサービスは、低圧電力を利用している家庭や商店を対象としており、昼間の電力需要が低い時間帯に再生可能エネルギーを有効に活用することを目的としています。

再生可能エネルギーの活用

近年、再生可能エネルギーの利用が拡大している一方で、昼間の時間帯は電力供給が需要を上回ることが多くなっています。そこで、両社は電気の使用時間をシフトさせることによって、太陽光発電等による再エネで発電された電力を無駄なく利用しようとしています。

具体的には、2024年10月1日から11月30日の間に、家庭での食洗器や洗濯機の運転を両社が指定する昼間の時間にシフトすることを参加者に促します。その際、指定された時間帯に消費した電力に応じて、参加者にはポイントが付与される仕組みです。

機器の遠隔制御も活用

さらに、東北電力ではエコキュートの遠隔制御を行うことで、夜間における沸き上げ時間の一部を指定された昼間の時間に移行する「機器制御型の上げデマンドレスポンス」を実施します。これにより、再エネによって発電された電力をより効率的に利用することができます。

また、利用者が持つ蓄電池についても、充電・放電のタイミングを遠隔で調整し、電力需給のバランスをとる「機器制御型の下げデマンドレスポンス」を提供します。

環境への貢献

この取り組みは、カーボンニュートラルを目指す2050年に向けた重要なステップと位置づけられています。両社は、利用者と協力しながら再エネの活用を進めていく考えです。具体的な参加方法や条件については、両社のウェブサイトで確認できるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

参加方法と問い合わせ先

参加希望者は、以下のウェブサイトで詳細を確認し、申し込みを行うことができます。

それぞれの問い合わせ先は、平日の9時から17時まで対応しています。また、特典内容は実施日によって変わる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。

このデマンドレスポンスサービスを通じて、家庭や商店が再生可能エネルギーをより積極的に利用することが期待されており、持続可能な社会の実現に向けた第一歩となるでしょう。