ダイダングループ、細胞製造受託事業本格参入！再生医療市場に新たな波！

ダイダングループ、細胞製造受託事業に本格参入

再生医療分野で注目を集めるダイダン株式会社は、子会社であるセラボヘルスケアサービス株式会社を通じて、細胞製造受託事業に本格参入することを発表しました。

セラボヘルスケアサービスは、川崎市川崎区殿町にある細胞培養加工施設「セラボ殿町」において、細胞製造受託サービスの提供を開始。この事業展開は、同社が再生医療分野における存在感を高める上で、大きな一歩となるでしょう。

がん免疫細胞療法「GAIA-102」治験製品製造を独占受託

今回の事業開始を後押ししたのは、株式会社ガイアバイオメディシンが開発中の、がん免疫細胞療法製品「GAIA-102」。セラボヘルスケアサービスは、「GAIA-102」の治験製品製造に関して、独占的な実施権を獲得しました。

ガイアバイオメディシンは、九州大学発のスピンオフベンチャー企業。臨床研究を進めている「GAIA-102」は、高い期待を集めており、セラボヘルスケアサービスによる製造受託は、同製品の開発を加速させるものと期待されています。

再生医療市場におけるシェア拡大を目指す

ダイダングループは、「GAIA-102」の治験製品製造受託を足掛かりに、細胞製造受託事業における市場シェア拡大を目指します。セラボヘルスケアサービスは、2020年の設立以来、再生医療等製品の開発・製造を行う企業や医療施設に対して、製造環境構築のためのコンサルティングや開発製品を提供してきました。

今回の事業参入は、それらの経験とノウハウを活かした、自然な流れと言えるでしょう。再生医療市場は今後ますます拡大すると予想されており、ダイダングループの積極的な姿勢は、市場の活性化にも貢献すると期待されます。