タグ・ホイヤーが彩るモナコGP
スイスの高級時計ブランドであるタグ・ホイヤーが、F1レース「モナコGP」で公式タイムキーパーとして復帰し、初めてタイトルパートナーを務めることが決定しました。この歴史的な瞬間は、2025年5月に開催されるモナコGPで実現し、82回目の開催を迎えるにあたって新たな高みをめざしています。
モナコの伝説のサーキットで、エンジン音が響く中、レースウィークエンドの熱気は、サーキットから数メートルの位置に停泊したラグジュアリーなヨット「ル・ブーゲンビル」号でも感じられました。この特別なセレモニーには、ファッション界の巨星やレーシングドライバー、業界の著名人が一堂に会し、モナコGPの華やかさを一層引き立てました。
豪華なゲストとイベントの様子
イベントには、俳優のパトリック・デンプシーやオラクル・レッドブル・レーシングのドライバー、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅が参加し、レースの興奮を語り合いました。ドライバーたちが予選の感想を本音で語る様子は、一瞬でサーキットの緊張感を呼び覚まし、会場は熱気に包まれました。
夜が進むにつれて、モナコの街並みが夜景として輝く中、会場内の雰囲気が次第に盛り上がり、ローラ・ヤングによるライブパフォーマンスや、ナオミ・キャンベル、カヴィンスキーによるDJセットが夜を締めくくる一幕が繰り広げられました。参加者たちは、このひとときを通じてタグ・ホイヤーの価値観であるモーターレーシング、創造性、精度を共有しました。
新作タイムピースの発表
モナコGPの記念として、タグ・ホイヤーは新作タイムピースを3本発表しました。それぞれがレーシングスピリットとイノベーションを表現しており、コレクターやレーサーだけでなく、夢を追い求める人々にも魅力を与える作品です。
1本目は「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ x ガルフ」で、1971年の映画『栄光のル・マン』へのオマージュとして、限定971本が製造されました。このモデルは、シルバーオパーリンのダイヤルにガルフのレーシングストライプが美しく配され、マックイーンが映画で着用したストラップが特別な魅力を醸し出しています。
2本目は「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ストップウォッチ」で、1970年代のレーシング計器をインスパイアした作品です。限定970本のこのモデルは、ブラックDLCコーティングされたチタン製ケースにレッドのミニッツトラックを施し、内部は歴史的な「キャリバー11」が搭載されています。この時計は、かつてのレースの覚悟を現代に伝えています。
そして3本目、「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」は、4年をかけた自社開発の製品で、限界を超えた軽さと強度を実現しています。極細のディテールでアクセントを加えたこの時計は、モーターレーシングを想起させるデザインとなっており、見るたびにそのダイナミックさを伝えます。
モナコの夜、タグ・ホイヤーのアイデンティティ
モナコ港の美しい夜景を背景に行われたこのイベントは、モーターレーシングの興奮、リヴィエラ特有のエレガンス、そして時計作りの卓越性を融合させ、タグ・ホイヤーのアイデンティティを際立たせる場となりました。今年のモナコGPは、タグ・ホイヤーにとって特別な意味を持つ年となることは間違いありません。これからのレースウィークエンドにも期待が高まります。