日本アルコン、「MARLÖ」本格稼働開始
2024年10月1日、日本アルコン株式会社はコンタクトレンズのオンライン販売プラットフォーム「MARLÖ(マルロ)」の本格稼働を発表しました。このプラットフォームは、従来の自社直販サービス「MyAlcon ダイレクト」を進化させたもので、処方指示書に基づくコンタクトレンズのオンライン販売を促進し、販売店とユーザーのより良いつながりをサポートします。
コンセプトと機能
「MARLÖ」は「つなぐ。安心。つづく。デジタルアイケアパートナー」をテーマに、ユーザーに二つの大きな利点を提供します。それは眼科での定期検査に基づく「安心感」と、ユーザーがいつでも購入できる「利便性」です。ユーザーは、眼科を受診し、処方指示書を「MARLÖ」導入店舗で登録することで、簡単にアルコンのコンタクトレンズや関連製品を購入できます。さらに、処方指示書の有効期限が近付くと、自動的に定期検査の案内が届くため、目の健康も維持しやすくなっています。
この新システムにより、コンタクトレンズ販売店は従来よりも効率的に業務を行うことができ、ユーザーのリピート利用を促進する効果も期待されています。つまり、店舗は「MARLÖ」を自身のオンラインショップとして活用し、手軽に製品を販売できます。
幅広い機能の実装
「MARLÖ」では、コンタクトレンズ販売店が価格設定を行い、ユーザーのニーズに応じた代理注文や店頭決済の機能も備わっています。また、オンラインと店頭販売の売上比率を把握できるツールも用意されています。
日本アルコンの代表取締役社長、ステファン・アイゲンマン氏は、「MARLÖ」の開始に関して「日本国内においてもEC化率が上昇し続けており、オンラインによる購買行動が一般的になってきています。われわれは新しいプラットフォームを通じて、コンタクトレンズの販売促進に寄与するとともに、販売店とユーザーがより良い関係を築けるよう支援していきたいと考えています」と述べています。
デジタル化の進展
近年、日本国内でもオンラインショッピングが一般化し、EC化率は確実に上昇しています。特に医療分野では、2020年に新型コロナウイルスの影響でオンライン服薬指導が解禁され、その後恒久化されました。さらには、2023年からは電子処方箋も運用が開始され、デジタルトランスフォーメーションが進行中です。このような背景のもと、「MARLÖ」もオンラインでのヘルスケアサービスの一環として注目されています。
問い合わせ先
「MARLÖ」に関する詳細情報やイニシャルサポートについては、「MARLÖお客様サポート」(メール:
[email protected]、フリーダイヤル: 0800-100-1487)にて受け付けています。
まとめ
日本アルコンは、これまでの経験と革新を生かし、今後も人々に視力を改善するための製品とサービスの提供に努めていきます。「MARLÖ」は、眼科の処方に基づく安心・便利なコンタクトレンズ購入体験を提供し、ユーザーと販売店のつながりを一層深めることで、新たな価値を生み出すことを目指しています。