若手映画制作者を支援するTIFFCOM & DHUの共催イベント
2024年11月1日、東京で開かれる「MPA・DHU・TIFFCOMマスタークラス・セミナー&ピッチング・コンテスト2024」は、若手映画制作者のための非常に貴重な機会です。本イベントは、東京国際映画祭(TIFF)の期間中に開催され、若手映画製作者が海外マーケットへの展望を広げるためのプラットフォームを提供します。
イベントの目的と背景
第37回東京国際映画祭に併設されたマーケットイベントTIFFCOMでは、映画製作の未来を担う若手クリエイターがそのパフォーマンスを高めるための支援が行われています。TIFFCOM、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、そしてデジタルハリウッド大学[DHU]が共同で主催する本イベントは、去年で6回目となり、年々応募者数が増加しています。若手の映画製作者には、自らの作品を世界に広めるチャンスが訪れます。
ピッチング・コンテストについて
参加者はシノプシス(作品の概要)を2,000字以内でまとめ、2024年9月9日までに応募する必要があります。作品のテーマは自由ですが、特に海外市場を意識した内容が評価されます。選考を通過した作品は、イベント当日に実際にプレゼンテーションが行われる予定です。このプレゼンテーションは、映像化された作品を見たいと感じさせる内容が求められます。最優秀賞に選ばれた作品の作者には、2025年にロサンゼルスで行われる「Global Film & Television Immersion Program」への参加権が与えられ、映画とテレビビジネスの実際の姿を学ぶことができます。さらに、優秀賞を受賞した方には、オーストラリアのゴールドコーストで行われるアジア・太平洋・スクリーン・アワード(APSA)への招待があり、世界での映画製作を深く理解する機会が得られます。
マスタークラス・セミナーの内容
セミナーでは、国際的に知られる映画制作者アレックス・ボーデン氏が登壇します。ボーデン氏は、犯罪ドラマシリーズ「TOKYO VICE」などを手がけ、国際共同制作において高い評価を得ています。氏の経験談や制作秘話は、参加者にとって非常に貴重な学びとなるでしょう。ボーデン氏は英語、フランス語、ドイツ語を話し、多国籍の制作を行ってきた実績があります。
参加方法と締切
参加希望者は、エントリーフォームを通じて応募し、作品のタイトル、シノプシス、略歴書などをオンラインで提出する必要があります。作品の著作権は応募者に帰属し、選考結果は2024年9月末に連絡されます。応募者はプロ・アマ問わず、年齢も制限はありませんので、多くの若手映画製作者にチャレンジしていただきたいと思います。
このイベントを通じて、若手映画製作者は自身の作品をより多くの人に知ってもらう機会を得るとともに、国際的な舞台での経験を積むことができるのです。映画界の未来は彼らの手に託されています。