グッチが新たなウィンドウコンセプト「Endless Narratives」を発表

グッチの新挑戦「Endless Narratives」

グッチが展開する新しいウィンドウディスプレイコンセプト「Endless Narratives」についてお話しします。このプロジェクトは単なる装飾に留まらず、ブランドの物語とオブジェが交わる無限の可能性を表現しています。流れるようにデザインされたウィンドウは、訪れる人々を過去、現在、未来へと誘う魔法のような存在です。

デザインの奥深さ

グッチの新しいウィンドウは、鏡張りのブックシェルフを中心に組み立てられ、各棚はまるでチャプターのように機能します。それぞれが反射し合い、観客を没入感のある宇宙へと引き込むのです。ここには、書籍、小さな彫像、グッチのアイコニックなモチーフをかたどったブックエンドが美しく並び、視覚的なハーモニーを生み出しています。これにより、ブランドのクリエイティブな側面が詩的に表現され、観る者に新たなインスピレーションをもたらします。

ルカ・ピニャテッリとのコラボレーション

この新コンセプトには、イタリア人アーティストのルカ・ピニャテッリとのコラボ作品も取り入れられています。ピニャテッリは、彼の豊かなビジュアル言語を通じて、時間の流れや文化的な記憶を伝える現代の物語を立案。彼の作品は、「シュガーリフトグランド」という銅版画技術やコラージュによって生まれた、日常素材が持つ新たな意味を探るものです。

これら80点以上の作品は、グッチのウィンドウに深い芸術的な層を加えています。ピニャテッリの視点は、グッチのテーマである「永続性」と「進化」に共鳴し、観客に無限の解釈の余地を提供します。

グッチのクリエイティビティの体現

「Endless Narratives」はただのウィンドウを超え、物語が無限に広がる宇宙への窓口となります。観客はその中に近づき、思索を巡らすことで新たな視点を発見することができるのです。このウィンドウは、ブランドの持つ無限のクリエイティビティや文化を映し出し、訪れる人々を魅了します。

グッチがこのプロジェクトを展開していくにあたり、ウィンドウは世界中の店舗で一年中変化し、各シーズンやコレクションに合わせた新たなインスピレーションを提示していく予定です。これにより、グッチの歴史や未来に対する絶え間ない探求心が感じられ、消費者との関係を深める役割を果たすのです。

ブランドの新たな一歩

1921年にフィレンツェで創設されたグッチは、今やラグジュアリーファッションのリーダーとして世界中で知られています。CEOのステファノ・カンティーノとクリエイティブディレクターのサバト・デ・サルノの下、ブランドは新たな創造性とイタリアのクラフツマンシップを称え、ラグジュアリーの枠組みを再定義する挑戦を続けています。これからも、グッチの進化を楽しみにしていきたいものです。

詳しくは、Gucci公式サイトをご覧ください。