中村和子展開催
2021-02-19 10:00:09

アニメ界の巨星・中村和子の功績を讃える展覧会が開催

中村和子展の開催



本展は、アニメ界の先駆者である中村和子の業績を紹介するために開催されます。彼女の生涯は、日本のアニメーションの発展と密接に結びついています。彼女は1933年に満州国旅順に生まれ、1952年に女子美術大学に入学し、プロのアニメーターとしてのキャリアをスタートさせました。コースを経て、1956年には東映動画(現在の東映アニメーション)に入社し、日本初のカラー長編劇場用映画『白蛇伝』の制作に携わりました。ここで彼女は動画からセカンドへと昇格し、さらには一部原画にも挑戦しました。

中村さんの人生において特筆すべきは、手塚治虫との出会いです。『西遊記』の制作中に手塚氏の原案に触れ、虫プロに移籍したことで、彼女は『鉄腕アトム』や『クレオパトラ』『リボンの騎士』など、数多くの名作に関与しました。彼女が原画や作画監督を務めた作品は、今も多くの人に愛されています。

また、中村和子はその後、サンリオのアニメ部創設に加わり、やなせたかしの作品を担当していましたが、再び手塚治虫に呼ばれて手塚プロダクションでの活動も行いました。特に長編映画『火の鳥2772』の作画監督としての仕事も見逃せません。

島薗家住宅の魅力



t本展が開催される場所は、東京都文京区にある国登録有形文化財の島薗家住宅です。この住宅は昭和7年に建設され、歴史的価値が高い建物です。設計者の矢部又吉は、明治末期から昭和にかけて活躍した著名な建築家であり、彼の手掛けた銀行建築も多く残っています。

島薗家住宅は、洋館部と和館部が並置された特徴的な構造を持ち、そのデザインにはドイツ建築の装飾や昭和初期に流行したスパニッシュ様式の意匠が見受けられます。ここで展覧会が行われることで、その歴史的背景とともに、中村和子の業績に触れることができます。

展覧会の詳細



本展は、アニメ界の巨星である中村和子の足跡を辿る貴重な機会です。彼女の多くの作品や、アニメーション業界への貢献を理解することで、さらなる感動を得ることでしょう。本展の主催は、(有)オフィスKの加藤眞人氏が行っています。

興味を持たれた方は、ぜひ会場に訪れ、アニメ界の偉大な先駆者の業績を感じてみてください。彼女の作品への愛情と情熱が、この展覧会を通じて体感できることでしょう。

主催・お問い合わせ
(有)オフィスK加藤眞人
〒107-0062
東京都港区南青山2-22-14 フォンテ青山1403
TEL: 03-6721-1321
FAX: 03-6721-1323
E-MAIL: [email protected]

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有限会社オフィス・ケイ
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