石丸伸二氏に「政治家以外の仕事」希望の声多数、小池都知事への期待は物価高対策がトップに - 東京都知事選に関する最新調査結果
2024年7月7日に投開票された東京都知事選は、現職の小池百合子知事が3選を果たした。紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI)が都内在住の男女1,000人を対象に行ったオンライン調査では、石丸伸二氏に「政治家以外の仕事」を希望する声が24.5%と最も多く、国政選挙への立候補が17.8%と続いた。一方、小池都知事への期待は、物価高対策が54.5%と最も高く、景気や雇用、医療や介護などの社会保障が続いた。
石丸伸二氏に期待される「政治家以外の仕事」
石丸氏に投票した人のみで見ると、国政選挙への立候補が3割を占めた。しかし、全体では政治家以外の仕事が最も多く、都民の多くが石丸氏に政治家としての活動よりも、他の分野での活躍を期待していることがわかる。石丸氏は無所属で立候補したが、政党に所属するとしたらどこが適しているかを聞いたところ、無所属のままでいいという意見が43.2%とトップだった。
小池百合子都知事への期待は「物価高対策」が圧倒的
小池都知事への期待は、物価高対策が54.5%と圧倒的に多かった。これは、近年の物価上昇が都民生活に大きな影響を与えていることを反映していると考えられる。次いで、景気や雇用(41.6%)、医療や介護などの社会保障(32.5%)が続いた。
都民の政治意識を探る
今回の調査結果からは、都民の政治意識についていくつかの興味深い点が浮かび上がってくる。
まず、石丸氏への期待は、国政選挙への立候補よりも、政治家以外の仕事に期待する声が大きかった。これは、石丸氏が持ち合わせていた政治経験や政策、あるいは人物像が、都民の期待に沿えなかった可能性を示唆している。
一方、小池都知事への期待は、物価高対策がトップだった。これは、都民にとって物価高騰が喫緊の課題であり、小池都知事にその解決を期待していることを示している。
今後の都政への期待
今回の調査結果を踏まえると、今後の東京都政は、物価高対策、景気や雇用対策、医療や介護などの社会保障といった課題に重点的に取り組む必要があると言える。都民の期待に応えるため、小池都知事にはこれらの課題に対する具体的な政策を打ち出し、実行していくことが求められる。
調査概要
- - 調査期間:2024年7月11日
- - 調査機関:紀尾井町戦略研究所株式会社
- - 調査対象:全国の18歳以上の男女
- - 有効回答数:1,000人
- - 調査方法:インターネット上でのアンケート