BionicM株式会社、米国市場への進出を加速
BionicM株式会社は、2024年8月から米国市場において新しいパワード義足「Bio Leg®」の販売を開始しました。この製品は、義足ユーザーに自然な動作を促し、身体的な負担を軽減することを目的として開発されています。初回の顧客への納品も完了しており、米国における医療機器としての地位を確立するための第一歩となります。
パワード義足「Bio Leg」の特徴
「Bio Leg」は、ロボティクス技術を活用したパワード義足で、脚の切断に伴う筋力の不足を補います。この義足により、装着者はより自然な動きが可能となり、日常生活動作が楽になり、生活の質(QOL)が向上することが期待されています。これまでに100名以上の義足ユーザーが試着を行っており、高い評価を得ています。
重要な認可を取得
Bio Legは、2023年7月に米国食品医薬品局(FDA)にクラスⅡ医療機器として登録され、2024年5月には米国の医療保険適用の承認も取得しました。この認可を受けたことで、米国市場における信頼性がさらに高まり、より多くのユーザーに革新的な義足ソリューションを提供することが可能となります。
米国市場での取組み
BionicM社は、今後の米国市場での販売活動のさらなる強化を目指し、2024年11月にはワシントンD.C.周辺に新しい子会社の設立を計画しています。この拠点を通じて、顧客へのサービスの質が向上することが期待されています。
また、BionicMは2024年9月に約300万米ドルの資金調達を成功させており、この資金を主に米国市場での販売拡大や製品改良に活用する予定です。さらに、2回目の資金調達も進行中で、事業の加速を目指しています。
代表取締役のコメント
代表取締役社長の孫小軍氏は、「今回の米国市場への進出と資金調達は、パワード義足Bio Legの普及を加速するための重要なステップです。身体的負担を軽減し、日常生活を容易にする技術を提供することで、多くの人々に貢献したいと思います」と述べています。
メンバー募集
BionicMでは現在、マーケティングやエンジニアなど多岐にわたるポジションでチームメンバーを募集しています。新しい挑戦に興味のある方は、ぜひご連絡いただきたいです。詳しくは採用ページをご覧ください。
企業概要
BionicMは2018年に設立され、東京大学の研究成果をもとにしたスタートアップ企業です。「Powering Mobility for All」というミッションのもと、下肢切断者のQOL向上を目指した製品の開発と販売を行っています。
本社は東京都文京区にあり、今後も革新的な技術で世界中の人々に新たな可能性を提供し続ける企業として成長していくでしょう。