ビルメンテナンスの未来を切り開く！ビルポとNTTドコモビジネスが協業開始

ビルメンテナンスDXへの新たな一歩

株式会社ビルポとNTTドコモビジネス株式会社が、2025年6月からビルメンテナンスのデジタルトランスフォーメーション（DX）に向けた協業をスタートさせます。これは、迫りくる人材不足や効率化への対応を目的とし、ロボット導入を中心とした新たなビルメンテナンスの形を目指すものです。

背景

日本のビルメンテナンス業界は、最低賃金の上昇や高齢化による人手不足という厳しい現実に直面しています。特に清掃業務においては、人的リソースの代替策として、ロボットの活用が求められています。しかし、ロボットを導入した後の運用を安定させるためには、業務プロセス全体の見直しが不可欠です。また、ネットワーク環境の整備や、エレベーターとの連動機能の強化が必須となっており、いわゆるスマートビル化が進む必要があります。だが、多くの場合、既築のビルへの一斉な導入は初期コストや運用面での課題があり、段階的な改善が求められています。

ビルポは清掃を含むビルメンテナンス業務でのコンサルタントとしての実績を持ち、これまで約2000台のサービスロボットの導入を支援してきました。一方のNTTドコモビジネスは、複数のロボット管理を行うプラットフォームなど、スマートビルのためのICTインフラを提供しています。

協業の概要

この協業では、業界の深刻な人材不足に対処するため、ビルメンテナンス業務の最適化コンサルティングとロボット運用ソリューションを一体的に提案します。特に、導入が容易でコストパフォーマンスに優れた清掃ロボットの活用を推進し、ビルごとの特性に応じた最適なプランを設計します。

その後、ロボットの数や用途が増えるに従い、ICTセンサーとAI技術の導入を段階的に進めることで、運用効果の最大化を実現します。