静岡県の新たな拠点!ドローン研究開発の未来を拓く業務提携
最近、静岡県において無人航空機の運用と研究に向けた重要な業務提携が発表されました。それは、一般社団法人静岡県無人機安全協会(SUSA)と一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が共同で進めるもので、浜松市と磐田市を横断する天竜川の広大な河川敷を有効に活用することを目的としています。これにより、今後のドローン技術の革新が期待され、地域貢献の新たな形が生まれようとしています。
この提携により設立された「天竜川ミズベリングドローンフィールド」は、全国で最も多くの操縦者を持つJUIDAの会員向けにオープンします。利用者には、特別料金でご提供することが決まっており、一般価格よりも約15%の割引が適用されるとのことです。このフィールドでは、ドローンやロボットの研究、実験、および訓練を行うことを想定しており、特に地方自治体や企業の研究開発、実証実験、国家ライセンス取得に向けた実地訓練に適した環境です。
施設の利用料金と時間帯
「天竜川ミズベリングドローンフィールド」の利用は、以下のような料金体系になっています。すべての料金は税別表記です。
- - 一般利用(1日:9:00~17:00) 30,000円
- - JUIDA会員(1日:9:00~17:00) 25,500円
- - 午前(9:00~12:30) 15,000円
- - JUIDA会員 午前 12,750円
- - 午後(13:00~17:00) 15,000円
- - JUIDA会員 午後 12,750円
- - 夜間(17:30~20:00) 15,000円
- - JUIDA会員 夜間 12,750円
設備としてはトイレや駐車場も完備されており、安心して利用することができます。また、このフィールドは、浜松市河川課が占有する範囲に位置する、社会実験の一環としても活用されています。
これまでの取り組みと今後の展望
SUSAは、2018年9月より国土交通省や地域のNPOと提携し、無人航空機を活用したミズベリング社会実験を日本で初めて始めました。この活動は、天竜川の広空域を利用した無人航空機の研究、開発、訓練を目的としています。今回新たにJUIDAとの提携を結ぶことで、全国の企業や団体がこの取り組みに参加し、河川空間を有効に活用して物資輸送や災害時の技術革新を推進することが期待されています。
関係機関の紹介
このプロジェクトには、多くの企業や団体が協力しています。代表的なものとして、コントレイルズ株式会社や静岡理工科大学などが名を連ねており、地域の発展とドローン技術の普及に貢献する姿勢を見せています。
SUSAは、今後もこのフィールドを中心に、多くの研究と実証実験を通じて無人航空機技術を発展させていく計画です。ドローン技術は、今後ますます私たちの生活に密接に関わってくるでしょう。特に、物資輸送や災害対策の分野では、その活用が期待されています。新たな取り組みがどのように進展し、地域にどう影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まります。