株式会社みらいワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡本祥治)は、経済産業省 四国経済産業局から、令和7年度の「副業・兼業人材とのマッチング事業」を受託したと発表しました。この事業は、地域の中小企業が直面する人材不足の課題に対処するための取り組みであり、副業や兼業を通じた多様な人材の活用を支援することを目的としています。
事業推進の背景と目的
現在、日本の中小企業はエネルギー価格の高騰やデジタル化に伴う産業構造の変化によって、厳しい環境に直面しています。それに加え、少子高齢化が進む中での生産年齢人口の減少が、さらに深刻な人材不足を引き起こしています。特に四国地域では、全国平均を上回る速度で人口の減少と高齢化が進んでおり、2020年の370万人から2050年には約260万人まで減少することが予測されています。
このような状況下で、中小企業が人材を確保するのはますます困難になると考えられています。そのため、フルタイムの雇用だけではなく、副業や兼業による多様な人材が重視されているのです。
みらいワークスのアプローチ
当社は副業・兼業マッチングサービス『Skill Shift』を運営しており、地方の中小企業が多様なプロフェッショナル人材を採用するための支援を行っています。これまでにも、地域金融機関へのノウハウ提供や、徳島県、高知県のプロジェクトを通じて、副業・兼業人材の活用促進に取り組んできました。
今後、当社は四国の各県と金融機関と連携し、当地域で副業・兼業を希望する人材と企業をつなげるためのマッチングを進めていきます。また、人的資本経営の重要性を広め、企業の経営課題を解決するための人材像の明確化や採用・定着支援も行うことを目指しています。
実施内容
当社の事業内容は以下の通りです:
1.
機運の醸成と理解促進:企業向けの副業・兼業に関する理解促進セミナーを開催し、企業の経営支援機関の能力向上や成果報告会を実施します。
2.
経営課題の整理:求める人材像の明確化や求人票の作成支援を行います。これにより、中小企業が必要とする人材をより具体的に描くお手伝いをします。
3.
マッチング活動:企業と副業・兼業の人材との間でのマッチングを行い、実際に効果的な雇用を実現します。
4.
成果の可視化と広報:マッチングの成果を明確にし、優良事例を収集・広報することで、他の企業へも良い影響を与えます。
以上のような具体的なアプローチを通じて、四国地域の企業が抱える経営課題を解決し、持続可能な成長を実現するために、私たちは尽力してまいります。私たちの活動を通じて、地域の発展に寄与することが期待されています。
会社概要
株式会社みらいワークスは、2012年に設立され、プロフェッショナル人材事業を中心に、地方創生やサステナビリティ支援など多岐にわたる事業を展開しています。登録プロフェッショナルは89,000名、クライアントは7,700社にのぼる実績を持ち、経済産業省との共同事業にも積極的に取り組んでいます。今後も、四国地方に特化した支援を通じて、地域経済の活性化を目指して活動を続けていく方針です。