予約システム完了報告
2024-10-08 16:33:28

富士山吉田ルート通行予約システム、2024年登山シーズン終了を報告

富士山吉田ルート通行予約システムの運用終了



株式会社Japanticketが運営する「Japan ticket」を活用した「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」が、2024年登山シーズンの運用を無事に終えたことを発表しました。このシステムは、特に外国人観光客の増加に伴うオーバーツーリズムの問題を解決するために導入されました。

予約システムの背景


近年、富士山の吉田ルートでは、登山者の増加によって混雑が深刻化しています。弾丸登山や軽装登山が目立ち、マナー違反も頻繁に起きているため、観光地としての富士山の価値が低下し、登山中の事故も増加する懸念がありました。このような問題を受け、山梨県は2024年シーズンから通行料の徴収とともに登山規制を導入。これにより、Japanticketのeチケット管理システム「Japan ticket」が採用されました。

システムの運用内容


このシステムは、事前予約や決済、電子チケットのメール送付、QRコードによる認証など、登山者の手続きを簡素化しました。登山者は購入したQRコードを窓口でスキャンすることで、スムーズに通行ができる仕組みです。

運用結果


運用期間中の予約実績は68,781人で、通行料の事前決済と窓口での迅速認証により、窓口の混雑軽減やスタッフの負担低減に寄与しました。このシステムにより、登山者の総数は昨年比で約10%減少し、特に弾丸登山が大幅に減少したことが確認されています。このような改善には、オーバーツーリズム問題の解消があったと考えられます。

外国人観光客の割合と評価


予約者の約47.4%が訪日外国人であり、システムの改善により登山当日も滞りなく手続きが行えたと報告されています。また、現地スタッフからは「予約認証がスムーズに行えた」との高評価を得ており、外国語対応やキャッシュレス決済が特に好評でした。

今後の取り組み


Japanticketは、自社の「Japan ticket」をして旅行業界全体での観光体験の向上に努めています。飲食店やショッピングといったさまざまな業態においても、このシステムを活用し、予約業務の効率化を実現している点は大きな強みです。

さらに、外国人観光客のニーズにも応えつつ、日本の観光産業の発展に寄与することを目指しています。また、富裕層向けの高価格帯ツアーの開発や、地域・観光施設の持続可能なサービス提供にも力を入れていく予定です。

株式会社Japanticketの概要


Japanticketは、観光体験のeチケット化から集客業務まで幅広く手掛けており、アジア圏からの観光客誘致にも成功しています。2024年7月には、高価格帯のツアーを提供する予定であり、今後も日本の観光立国推進に貢献していく方針です。


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会社情報

会社名
株式会社Japanticket
住所
東京都渋谷区恵比寿1-20-18三富ビル新館1F
電話番号
03-6912-2775

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