Sun*、外国人エンジニアのための会話特化型教育プログラムを開始

Sun、外国人エンジニアのための会話特化型教育プログラムを開始

株式会社Sun Asterisk（以下、Sun）が新しい教育プログラムを発表しました。このプログラムは、特に外国人ITエンジニアを対象に、日本語の会話能力を強化するためのものです。日本企業への就職を目指す学生に向けて、より効果的なコミュニケーションスキルを育むことを目的としています。

背景

Sunは、優れた外国人ITエンジニアの育成を目的としたプラットフォーム「xseeds Hub」を運営しています。このプラットフォームでは、すでに多くの学生が日本企業に内定を得ていますが、彼らの中には日本語での会話能力に課題を抱えていることがわかりました。具体的には、JLPT（日本語能力試験）でN1やN2を取得していても、実際のコミュニケーションの場では流暢に会話ができないケースが多いのです。また、ビジネスシーンで自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力も不足しているといった声もあります。このようなニーズに応えるために、Sunは新しいプログラムを開発しました。

プログラムの内容

この教育プログラムでは、日本語の運用能力をCEFR（ヨーロッパ言語共通参照枠）に基づいて測定・可視化します。受講生は自分の日本語レベルを確認し、そのレベルに応じたトレーニングを通じて会話能力を向上させることができます。

具体的には、以下の内容が含まれています：

- オンライン日本語会話レッスン: 90分のレッスンを週に3回行います。
- レベルチェック: PROGOS® Japaneseによる受講前後のテストを実施し、現状のレベルを確認します。
- 対象レベル: A1～A2highといった、初級者向けの内容です。
- 講師: すべて有資格者で日本語教育の経験を持つ講師が担当します。
- 受講料金: 50,000円（税抜き）で4ヶ月間のプログラムを提供します。

このプログラムの特徴として、外国人の日本語会話力を測るためのPROGOS® Japaneseテストが採用されていることが挙げられます。このテストは、従来の文法や語彙のテストとは異なり、実際の会話能力に焦点を当てた新しいスタイルのスピーキングテストです。採点はCBT方式で行われるため、効率的かつ公平に受講者の能力を評価できます。

SUNについて

株式会社Sun Asteriskは、2012年に設立され、東京都千代田区に本社を置くデジタル・クリエイティブスタジオです。Designerやエンジニア、約2000名のプロフェッショナルが在籍し、各国のフィールドで活動を展開しています。同社は「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンを掲げ、新規事業やデジタルトランスフォーメーション（DX）、プロダクト開発を手がけています。

この取り組みにより、Sunは外国人エンジニアが日本でのキャリアを築く際の障壁を取り除き、より多くの人々が日本で活躍する機会を提供することを目指しています。