バングラデシュに「じぶん発電所」を寄贈
NPO法人エコロジーオンラインが、関西学院大学と連携し、バングラデシュのフリースクール「アマデル・パッシャラ」に電源の不足を補うため、太陽光発電装置「じぶん発電所」を寄贈しました。この取り組みは、特に発電インフラが整備されていない地域において、持続可能な電力供給の重要性を再認識させるものです。
寄贈は、2025年9月に行われた仙台のカレー&チャイ専門店「HALAL HUB」が主催する支援交流ツアーの一環として実施されました。この交流では、現地の子どもたちと触れ合い、彼らの学びの環境を整えるための様々な活動が行われました。
支援活動の詳細
「じぶん発電所」は設置によって、LED照明や扇風機、インターネット接続のデモンストレーションを行うことが可能になります。さらに、40型の液晶モニターとWi-Fi環境を整えることで、教育動画やYouTubeを通じた学びの場を提供しました。このように、子どもたちが新しい知識にアクセスできる環境が実現され、未来のリーダーたちが成長する一助となるのです。
もちろん、寄贈にあわせて学習用品や文具、遊具、折り紙、そしてけん玉なども持参し、子どもたちと一緒に楽しむ時間も設けました。
現地での交流体験
参加者たちは子どもたちとの交流を心待ちにしていました。アート体験では、「未来にはばたく翼」というテーマのもと、子どもたちが羽の形をした紙に自分の思いを描き、つなげて大きな「翼」を完成させました。これは、未来に羽ばたく希望の象徴ともなり、多くの笑顔を生み出しました。
また、長岡造形大学の学生によるライブペイントも行われ、子どもたちが完成に向かう絵に目を輝かせている姿が印象的でした。さらに、炊き出しランチとして提供されたチキンカレーは、普段給食のない子どもたちにとって特別なひとときとなり、参加者や支援者、先生たちと共に温かい交流を楽しみながら食事を囲むことができました。
支援物資の内容
この取り組みでは、以下の支援物資が寄贈されました:
- - 太陽光発電装置「じぶん発電所」
- - バッテリーおよびインバーター(参加者の支援金で購入)
- - 40型LED液晶モニター(企業から寄贈)
- - Wi-Fi環境(HALAL HUBが提供)
- - 文具、雑貨、遊具など(HALAL HUBのお客様からの提供)
- - 非常食(株式会社グリーンデザイン&コンサルティングより寄贈)
参加者・関係者の声
エコロジーオンラインの活動に携わったHALAL HUBの店主、アブドウラ・アル・マムンさんは、「小さな発電所が、子どもたちの未来につながる学びの翼となることを願っています」と語りました。この言葉は、支援の意義を深く理解し、未来への希望を託すメッセージでもあります。
今後の展望
エコロジーオンラインは、今回の取り組みを通じて築かれたつながりを大切にし、教育や電力が不足している地域への支援を継続して行く予定です。この小さな一歩が積み重なり、未来を創造する活動へとつながることを目指しています。未来の子どもたちのために、学びの場を広げる努力は続けられます。
お問い合わせ先
NPO法人エコロジーオンライン
公式サイト:
https://www.eco-online.org/
E-mail:
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