舞台『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』が今年の夏に再演されることが決まりました。本作は、昭和の激動の時代を生き抜いた女性シンガー、笠置シヅ子の感動の物語を描いたトリビュート音楽劇です。彼女は、強烈な歌唱力と独自のキャラクターで、戦前から戦後にかけて多くの人々を魅了しました。特に彼女と同時代の作曲家、服部良一に捧げられた数々の曲が、敗戦後の日本に希望を与え、明るい未来へ導いていきました。
再演を迎える今回の舞台は、演出を白井晃、脚本をマキノノゾミが担い、音楽監督には小原孝が名を連ねています。キャスティングには、実力派の神野美伽をはじめ、加藤虎ノ介や福本雄樹、鈴木杏樹などが揃い、観客を飽きさせることがありません。また、バンドも豪華で、ASA-CHANG、竹中俊二、宮崎佳彦らが参加。彼らの演奏が、全体のクオリティをさらに引き上げます。
公演日程は、8月1日から11日までの期間で、東京都文京区のIMM THEATERにて行われます。特に、アフタートーク付きの公演も用意されており、出演者との直接のやりとりが楽しめる貴重な機会となっています。チケットは、一般が9,800円、U-25は6,800円と手頃な価格で、観劇を考える皆様にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
神野美伽自身も、再演に向けての思いを語っています。「この舞台をもう一度やりたい」という強い思いを持ち続け、コロナ禍を乗り越えて迎える再演に対する期待感が高まります。彼女は、数々の歌やセリフをこなす体力的な挑戦を感じつつも、役柄に対するやりがいを語っており、観客と共に「生きるエネルギーの歌」を共有できることを楽しみにしています。
この舞台、『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』は、歌と演奏、その全てが一体となった圧巻のパフォーマンスで、観る者の心を打つこと間違いなしです。昭和の音楽文化を振り返りながら、シヅ子の物語を感じ、彼女の持つエネルギーに触れることで、観客はきっと新たな力を得られるはずです。日本の再生を支えた歌声の記憶を、是非この機会に感じ取ってください。