ファクトチェック日本一は北海道の大学生コンビ!
2025年11月29日、北海道の大学生コンビが「ユースファクトチェック選手権2025」の国内大会で優秀な成績を収め、日本一の称号を手にしました。この大会は、若者が情報検証のスキルを学び、楽しみながら実践することを目的としたもので、特にデジタル社会が進化する現代では、その重要性が高まっています。
大会概要と目的
ユースファクトチェック選手権は、株式会社Classroom Adventureと日本ファクトチェックセンター(JFC)の共催で行われる全国大会です。今回の大会では12歳から24歳までの参加者が、生成AIの影響で真偽を見極めることが困難になっている現代において、情報の正確性を吟味する力を磨くことが求められました。
競技内容と課題
大会は3人1組のチームで構成され、参加者たちは時間内に与えられた課題に挑みました。
1.
OSINT(公開情報調査):特定人物の出身高校を特定し、その近くのラーメン店の価格を調べる挑戦。
2.
AI画像検知:出雲大社の動画内にある架空の神殿を見破る課題。
3.
統計データの検証:ニュース記事に引用された統計データが正しいかどうかを検証すること。
これらは単なる知識だけではクリアできず、適切なツールや批判的思考が必要とされるものでした。制限時間のプレッシャーの中、参加者たちは冷静に情報を整理し、正しい答えに導くためのスキルを競い合いました。
大会結果
激しい競争を経て、次のチームが世界大会への出場権を獲得しました:
- - 同率1位:YAYOーSAN(北海道大学と札幌大谷大学の学生)
- - 同率1位:TDU(東京大学の学生)
- - 3位:BulletClub The Judgement(琉球大学と北海道大学の学生)
- - 4位:Daterui(東北大学の学生)
- - 5位:ユニコーンフェニックスドラゴン(42Tokyoの学生)
参加チーム数は75、参加人数は194名という大規模な大会でした。順位に入ったチームは、2025年12月13日に開催される世界大会に出場し、アジア各国の代表チームと真剣勝負を繰り広げる予定です。
世界大会への挑戦
世界大会では、台湾、タイ、インド、モンゴルなど情報検証に関心の高い国のチームが集結し、正確性を競い合います。本大会に勝ち残ったチームは、約2,000ドルの賞金とともに、検索力世界一を目指します。
まとめ
このように、ユースファクトチェック選手権では将来の情報社会を担う若者たちの成長が期待されており、今後の大会にも注目が集まります。ファクトチェックを通じて、正しい情報を見極める力が育まれ、社会の健全性が保たれることが望まれます。