パナソニックの新たな一歩、「FLEXIID(フレキシード)」
2025年3月21日、パナソニック エレクトリックワークス社が新しい住宅分電盤「FLEXIID」を発売します。この製品は、近年注目されている高容量の電気設備に対応しつつ、空間の美しさも追求した次世代の定番を目指しています。その主な特徴は、業界最薄の設計でありながら、デザイン性が高く、関心を集めることでしょう。
分電盤のデザインと施工の革新
最近の住宅事情では、太陽光発電システムやEV充電器の導入が進んでおり、これに伴い住宅分電盤の回路数が増加しています。これまでの分電盤はサイズが大きくなりがちでしたが、FLEXIIDは「空間の背景」になることを意識したデザインに仕上げられています。水平・垂直の基調デザインは視覚的にも美しく、インテリアと調和します。
FLEXIIDはさらに、特殊なシボ加工が施され、汚れがつきにくく掃除も容易。マットな質感は上質さを演出し、どんなインテリアにも馴染みやすい特徴を持っています。また、50mmピッチのモジュールを採用し、各種家具やインテリアとの相性も良好です。
設置の自由度と施工の効率化
この新しい分電盤の最大の魅力は、施工面でのメリットにもあります。天井や壁面にしっかりと設置できるよう、隙間ゼロのカバー構造を採用。設置は縦横両方向に可能で、限られた空間にもしっかりフィットします。これにより、設計者や施主は設置レイアウトの自由度が大幅に向上しました。
施工時には、配線作業中も負荷名称を容易に確認できる構造が工夫されており、作業効率を向上させることに寄与します。加えて、分岐ブレーカーの取り付け部の見直しにより、200Vの通電確認がスムーズになり、電圧設定のミスを防ぐ効果も期待できます。
今後の展開と目指す方向性
FLEXIIDは、パナソニック エレクトリックワークス社が提唱する「Archi Design」という独自の理念に基づいて開発された製品のひとつです。この理念では、デザイン性と機能性の両立を目指し、より快適で安心な暮らしを提供することがメインテーマとなっています。今後も同社は時代のニーズに合った製品開発を進め、安心安全で快適な住まいの実現に寄与していく考えです。
製品情報
- - 品名:住宅分電盤FLEXIID(フレキシード)
- - 品番数:1,204品番
- - 希望小売価格:34,980円~238,700円(税込、工事費別)
- - 発売日:2025年3月21日
- - 販売目標:180,000面/年(2025年度)
この新たな分電盤がもたらす生活の質の向上に期待が高まります。詳細な情報を知りたい方は、パナソニックの関連サイトをご覧ください。