クリエイター支援の新しい形を模索するSoziの資金調達

株式会社Soziの資金調達

株式会社Soziがこの度、資金調達を行いました。出資者には、グリーベンチャーズ株式会社や株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、Heart Driven Fundといった著名な企業や個人が名を連ねています。この資金調達は、クリエイティブな作品を作り手と受け手がつながる新しい場を提供し、作品と社会とのワクワクする関係を築いていくための重要なステップとなります。

事業概要と資金の活用法

Soziは、ウェブを舞台にした双方向のコミュニケーションを通じて、クリエイションの発展を目指す企業です。特に注目されているのが、2018年にスタートした「OFUSE」や、2019年にリリースされたイラストアプリ「pib」というサービスです。

OFUSEとは

OFUSEはクリエイターへの支援を目的としたファンレターサービスで、利用者は1文字2円という形で感謝の気持ちを届けることができます。簡単にマイページを用意し、クリエイターはファンからの応援を受けることが可能です。この仕組みにより、クリエイターは自由に表現できる環境を補強し、フォロワー数にとらわれない本当に好きな作品を育てることができます。

pibについて

pibは、制作したイラストを投稿することで、本当に好きな人たちに届けることができるアプリです。このアプリでは、制作者の情報は隠されており、そのためユーザーは自身の価値観に基づいて作品を見つけることができます。この新しいアプローチは、ユーザーが作品の質に基づき満足感を得られる仕組みとなっています。

資金調達の狙い

今回の資金調達によって、Soziは両サービスの機能拡充とマーケティング活動の強化を図ります。代表取締役の宮村哲宏氏は、「優しい世界」と「温かい世界」を届けることがSoziのミッションだと語ります。過去の自身の孤独な経験から、作品に触れることで心が温かくなったことへの思いから、同じように苦しむ人々にクリエイションの力を届けたいと考えています。

期待される影響

出資者たちもこのプロジェクトに期待を寄せています。グリーベンチャーズの相川氏は、「AIを活用して自分好みのイラストと出会えるのがpibで、クリエイターを支援するOFUSEも素晴らしいサービスです」とその魅力を語ります。また、Heart Driven Fundの熊谷氏も、Soziの世界観に共鳴し、新たなクリエイションとファンビジネスとのシナジーを期待しています。

今後の展望

Soziは、今後さらに多くのクリエイターと作品を世に送り出すことを目指し、特に若いクリエイターたちへも支援を強化する方針です。彼らのプラットフォームを通じて、誰もが自由に表現できる未来を育む土台を築き、多様な価値観が共鳴し合う社会の実現に向けて邁進しています。接続されるすべての作品やクリエイターが、より豊かな未来を築いていく一助となることが期待されます。