新丸ビルに初導入! UDベルトの事故防止機能
株式会社UDエスカレーターが、東京都にある新丸ビルのエスカレーター手すりに新しい技術『UDベルト』を導入しました。これは、事故防止と施設の収益性向上を実現するための試みであり、大手ディベロッパー物件での初めての事例です。UDベルトは、単なる広告としてではなく、エスカレーター利用者の安全を図るための機能を持つ新しいモデルです。
UDベルトの特徴
UDベルトは、エスカレーター手すり表面に施されたデザインによって利用者の視線を誘導し、自然に身体のバランスを整える仕組みを持っています。この技術によって、転倒事故を大幅に防止することができ、実際に関西の駅での実証実験では、転倒事故を78%削減する結果が示されています。手すりデザインには、視線を引く特別なマークが一定間隔で配置されており、これにより利用者はエスカレーターの動きを予測しやすくなります。
エスカレーター事故の現状
東京都では、年間1,428名がエスカレーター事故により救急搬送されています。この数字は、日本全体では年間約12,500名に上ると推定されています。UDエスカレーターは、この社会的な課題に対して解決策を提供するため、『UDベルト』を開発しました。この新技術により、エスカレーター手すりが「事故防止」と「施設収益の向上」を両立させる役割を果たします。
新丸ビルでの広告展開
新丸ビルでは、利用者の安全を守る印象的なマークとともに、4Fのフロアリニューアル広告を掲出する予定です。上下2基のエスカレーターに1か月間この広告が展示され、8店舗が新規オープンし、6店舗がリニューアルオープンします。手すりデザインは、施設全体の雰囲気を損なわないように工夫されており、安全性とデザイン性の両方を兼ね備えています。この取り組みにより、施設価値の向上が期待されています。
広告の新たな可能性
UDベルトは、ただの広告ではなく、エスカレーター手すりの事業資産としての価値を持っています。そのため、広告の掲出期間は最長6ヶ月間可能で、高い視認性を誇ります。エスカレーターは目に付きやすく、常に動いているため、ユニークな形態の広告として利用者の注意を引くことができるのです。手すりは利用者が必ず目にし、さらに接触するため、他のメディアとは異なる強い影響力を発揮します。
最後に
今回の新丸ビルでのUDベルトの導入は、日本全国への展開を目指す重要な一歩です。UDエスカレーターは、この技術を通じて、利用者の安全を最優先に考え、バリアフリー社会の実現を目指しています。エスカレーター手すりを通じて、より豊かで安全な移動体験を提供することを目指しています。我々は、商業施設における事故の防止と、施設の収益性を同時に高めるための新しいモデルを提供していきます。