特定非営利活動法人ジービーパートナーズが新たに開始した「NPOバックオフィス支援人材マッチングサービス」についてご紹介します。このサービスは、経理や総務、広報などバックオフィス業務を担っているNPO団体と、定年後や第二の人生を模索するミドルシニア世代の人材を結びつけることを目的としています。
日本では少子高齢化が進んでおり、特にミドルシニア世代、すなわち40代から60代の人々がセカンドキャリアを求めて積極的に社会とつながろうとしています。この世代は、企業で培った豊富な経験とスキルを生かしたいと考えており、自己実現や社会貢献を望む人が増加しています。
しかし、NPO団体の実態について調査を行った結果、年間収入が500万円未満の小規模な団体が大半を占め、バックオフィス業務を担う人材が不足していることが浮き彫りになりました。内閣府の調査によれば、NPO団体の65.6%が「人材の確保や教育」を主な課題として挙げており、安定した運営のためには、優秀な人材の確保が鍵となることが示されています。
ジービーパートナーズでは、こうした課題を解決するために、これまでにも多様な人材育成プログラムを展開してきました。その成果を生かして、新たに始まったマッチングサービスが、NPO団体のバックオフィス支援をより強化することになるのです。具体的なサービスフローでは、バックオフィス支援が必要なNPO団体と人材を求める個人の参加登録を受け付けています。
まず、個人が登録し、希望する支援内容についての面談が行われます。その後、プロフィールがウェブサイト上に公開され、興味があるNPO団体がその情報を見てマッチングを行うという流れです。そして、マッチングが成立した際には、NPO団体に対して事務手数料として5,000円(税別)が発生しますが、トライアル期間中はこの費用が無料で提供されます。
支援の形は多様であるため、ボランティアから業務委託まで、関わり方も丁寧に検討され、持続的な関係構築をサポートする体制も整えられています。NPO団体が抱えるバックオフィスの課題に応えるため、経験豊富な人材が活躍できる環境を提供し、同時に社会貢献の機会を増やしていくことが期待されています。
この新サービスを通じて、NPO団体とミドルシニア世代との橋渡しが進むことで、より多くの社会課題解決に向けた活動が実現されることが期待されます。
詳細については、ジービーパートナーズのウェブサイトをご覧ください。
ジービーパートナーズ公式サイト
【サービス概要】
名称:NPOバックオフィス支援人材マッチングサービス
対象者:バックオフィス支援が必要なNPO団体、ミドルシニア世代の個人
申込方法:
こちらからで登録・面談申込みを行ってください。
このサービスに興味がある方や、NPO団体での支援を検討されている方々は、ぜひご参加ください。