九九旅客鉄道の新たな取り組み
JR九州が風力発電を活用し、再生可能エネルギーを新幹線の運行に取り入れる取り組みをスタートしました。2026年1月5日、同社はコスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーとバーチャルPPA(Power Purchase Agreement)契約を締結しました。この契約により、大分ウィンドファームから供給される再生可能エネルギーの環境価値が、実質的に新幹線の電力利用に転換されます。
バーチャルPPAとは?
バーチャルPPAは、需要家が発電事業者から環境価値のみを購入する契約形態です。この場合、発電事業者は自然エネルギーを用いて電力を生成し、その電力の使用実績に応じた環境価値を需要家に提供します。従って、新幹線が使用する電力の一部が、実際には風力発電所で生成された電力によるものであると認識されるわけです。
大分ウィンドファームの役割
本契約の対象となる大分ウィンドファームは、2023年4月に商業運転を開始したばかりの発電所です。この発電所は、大分県内の特定地域に位置し、設備能力は14,000kWです。JR九州はこの発電所から得られる年間約500万kWhの環境価値を、17年間にわたり受け取る見込みです。
この取り組みによるCO₂排出削減量は、年間約2,360トンに達し、一般家庭約910世帯分の相当になります。このように、JR九州は新幹線のエネルギー供給を通じて、実質的なカーボンニュートラルへの道を築いています。
環境ビジョンと未来への取り組み
JR九州は「JR九州グループ環境ビジョン2050」を掲げ、2050年までのカーボンニュートラルの達成を目指しています。この目標に賛同する形で、コスモエコパワーも「2050年カーボンネットゼロ」の実現に邁進しています。両社は、再生可能エネルギーの普及を通じて地域社会にも貢献し、持続可能な社会の実現を目指していく方針です。
まとめ
今回のバーチャルPPA契約は、JR九州とコスモエコパワーが共同で進めるエコな取り組みの一環であり、今後の効果的なエネルギー使用のモデルケースとなることでしょう。この新しい試みが、カーボンニュートラル社会の実現へ向けた重要な一歩となることを期待しています。