飯綱町が誇る多彩な夏りんごの魅力を体感！

長野県北部に位置する飯綱町は、魅力的な気候と豊かな土壌を活かして、高品質なりんごの産地として知られています。この地域では、ふじ、シナノスイート、シナノゴールドなどの主要な品種が育てられているだけでなく、なんと50種以上のさまざまなりんごが栽培されています。特に注目すべきは、イギリスの園芸協会から譲渡された希少な青りんご「ブラムリーズ・シードリング」、そして日本古来からの品種「高坂林檎」です。これらのりんごは、8月から収穫が始まるため、夏ならではの新鮮な味わいを楽しむことができます。

ブラムリーズ・シードリングと高坂林檎の特性

青りんご「ブラムリーズ・シードリング」は、早生種であり、秋に収穫される主要品種とは異なり、育成に多くの手間がかからないのが特徴です。具体的には、色づきを管理するための葉摘みや玉回しなどの作業が不要で、栽培が容易です。

さらに、最近の成分分析では、ブラムリーズが他の国産主要品種と比較して、ポリフェノールの一種であるプロシアニジンを3倍から10倍も多く含むことが判明しました。この成分は、健康の維持や増進に寄与するため、これを用いた加工品（ジュース、ジャム、シードルなど）は、機能性表示食品としても注目されています。

夏りんご展示会の開催

飯綱町では、これらの魅力的な夏りんごを直接手に取って味わえる展示会を開催します。展示会では、プロシアニジンを豊富に含む生果実を視覚的に楽しめるだけでなく、そのユニークな風味や特性を実際に体験することもできます。特に、訪れる方には、1日2回程度の生果実試食の機会も用意されていますので、気軽にお越しください。