ポジティブ・ディシプリン®普及
2023-07-03 22:33:52

「たたかない・怒鳴らない」子育て支援プログラム「ポジティブ・ディシプリン®」の全国普及プロジェクト始動

「たたかない・怒鳴らない」子育て、広がる輪



近年、子どもへの体罰問題が深刻化する中、より良い子育て方法を求める声が高まっています。東京都港区に拠点を置くNPO法人きづくは、この問題に取り組むため、体罰に頼らない子育て支援プログラム「ポジティブ・ディシプリン®」の普及拡大プロジェクトを3年間の計画で開始しました。

このプログラムは、子どもを罰するのではなく、子どもの気持ちを理解し、健やかな成長を促すための考え方や具体的な方法を学ぶものです。既に海外では高い評価を得ており、日本でも2015年から導入されています。

プロジェクトの柱:人材育成と地域連携



プロジェクトの最大のポイントは、人材育成にあります。きづくは、今後3年間で認定トレーナー6名、認定ファシリテーター40名を育成します。トレーナーはファシリテーターの育成、ファシリテーターは養育者へのプログラム実施を行うことで、持続可能な体制を構築します。

研修には、プログラム開発者であるカナダのマスター・トレーナーも参加。質の高い研修体制を整えることで、各地で質の高いプログラムを提供できる体制を目指しています。また、既存のファシリテーター15名と研修生33名の知見を活かし、全国への普及を加速させます。

期待される効果:子どもとより良い関係を築く



このプロジェクトによって、640組以上の親子が「ポジティブ・ディシプリン®」のプログラムに参加し、体罰に頼らない子育てを学ぶ機会が得られると期待されています。これは、子どもたちの健やかな成長、そしてより良い親子関係の構築に大きく貢献すると考えられます。

背景:体罰容認率の高さ



日本では、2020年に家庭内での体罰が禁止されましたが、依然として多くの親が体罰を容認しているという現状があります。このプロジェクトは、そうした現状を変えるための一助となるでしょう。

ポジティブ・ディシプリン®とは?



「ポジティブ・ディシプリン®」は、単なるハウツーではなく、「子どもとどう関わっていくか」という考え方を根本から変えることを目指しています。子どもを罰するのではなく、子どもの発達段階を理解した上で、より良いコミュニケーションの方法を学ぶことができます。

きづくの取り組み



NPO法人きづくは、「チカラに頼らない社会=暴力のない社会」の実現を目指し、子どもと大人の健やかな関係づくりを支援しています。「ポジティブ・ディシプリン®」の普及を通して、子どもたちが安全で幸せな日々を送れる社会の実現に貢献していくことを目指しています。

今後の展開



このプロジェクトは、日本財団の助成を受けて実施されています。今後、各地でプログラムが実施され、より多くの親子がその恩恵を受けることが期待されます。きづくの活動は、日本の子育ての未来を明るく照らす希望の光となるでしょう。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人きづく
住所
東京都港区元麻布2-1-20
電話番号

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