富邦ガーディアンズ本拠地、新荘棒球場がミズノの人工芝を導入
台湾プロ野球チーム富邦ガーディアンズは、2025年シーズンから本拠地「新荘棒球場(シンソウベースボールスタジアム)」に、ミズノが開発した最新の野球専用人工芝「MS CRAFT BASEBALL TURF-V」を採用します。この人工芝は従来品に比べて約1.7倍の強度を誇り、選手のパフォーマンス向上や環境への配慮が期待されています。
本スタジアムでのミズノの人工芝の導入は、台北ドームに続く二例目。この取り組みによって、台湾のプロ野球場としては初めて人工芝と天然芝を併用する球場となるため、その意味は非常に大きいと言えるでしょう。
MS CRAFT BASEBALL TURF-Vの特徴
新荘棒球場では以前、内野ファールゾーンに天然芝が使用されていましたが、その育成には問題が多くありました。屋根による日照不足や、選手ベンチ近くの損耗が原因で、芝の状態が万全に保たれないケースが多々ありました。そうした課題を乗り越えるべく、「MS CRAFT BASEBALL TURF-V」が導入されました。
この人工芝は、パイル(芝葉)の厚みを280㎛から400㎛へと増やし、耐久性、形状復元性、衝撃吸収性の向上を実現しています。この結果、選手にとってより良いプレー環境が醸成され、環境への負担も軽減されるのです。
富邦ガーディアンズの魅力
富邦ガーディアンズは、中華職業棒球大聯盟(CPBL)に所属する台湾のプロ野球チームです。彼らは本拠地「新荘棒球場(シンソウベースボールスタジアム)」でゲームを行っており、投手力を重視し、若手選手の育成を積極的に行っています。また、日本のプロ野球や韓国リーグ、MLBでの経験を持つ外国人選手も在籍しており、非常に注目されています。
新荘棒球場は、台湾プロ野球の公式戦や国際試合など、さまざまなイベントを開催する重要な場でもあります。新しい人工芝の導入により、これまで以上に質の高い試合が期待されるでしょう。
押し寄せる環境への配慮
近年、人工芝の利用が急増している中で、ミズノの「MS CRAFT」シリーズが注目されている理由の一つは、環境への配慮です。特殊捲縮加工が施されたパイルにより、コーティングされたゴムチップなどの散逸を抑え、マイクロプラスチックの流出防止に貢献しています。すなわち、より持続可能なスポーツフィールドの実現に向けた大きな一歩となるのです。
ミズノは今後も、サステナビリティの目標の達成へ向けて、スポーツフィールド分野におけるSDGs活動を推進していく方針です。おそらく、富邦ガーディアンズの新荘棒球場でも、その成果が目に見える形で現れるでしょう。選手やファンにとって、より良い環境でのプレーや観戦が実現するのは間違いありません。
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