PingCAPが開発生産性Conference 2025に協賛
PingCAP株式会社は、2025年7月3日から4日までの2日間にわたり、東京・丸の内で開催される「開発生産性Conference 2025」に協賛することを発表しました。このカンファレンスは、国内外の開発生産性に関する最新の知見に焦点を当て、さまざまな企業によるベストプラクティスや取り組みが紹介される重要な機会となります。
カンファレンスの概要
「開発生産性Conference 2025」は、主催のファインディ株式会社によって企画されており、参加費は無料(事前登録制)です。このイベントは、開発者やプロジェクトマネージャーが新しい時代の開発に役立つヒントを得る場として、多くの注目を集めています。ここで得られる情報やネットワーキングの機会は、業界内での取り組みを進化させることが期待されています。
- - 開催日時: 2025年7月3日(木)〜4日(金) 9:30〜19:00
- - 会場: JPタワーホール&カンファレンス(東京都・丸の内)
- - 参加費: 無料(事前登録制)
- - イベントURL: 開発生産性Conference 2025
セッション概要
カンファレンスの中で行われるセッションには、特に開発生産性を向上させるための具体的な実践例が取り上げられます。4日には、「監視・分析・拡張性を一手に:TiDBが支えるmixi2のデータ基盤」というタイトルのセッションが予定されています。このセッションでは、mixi2のプロジェクトにおいて、TiDBがどのように開発生産性を高めるインフラとして機能したのかに焦点を当てます。
セッションを担当するのは、株式会社MIXIの開発本部 CTO室 SREグループに所属する松矢晃太朗氏です。彼は新卒でミクシィに入社し、ゲームプロジェクトでの経験を持ち、現在はmixi2に関連する運用や機能開発に従事しています。著名なリアルタイム性の必要な短文SNSとしての特性を持つmixi2において、TiDBは単なるデータベースの選択肢を超えた存在であることが期待されます。
TiDBの特長と導入実績
PingCAPの主力製品である「TiDB」は、分散型NewSQLデータベースとして、ゲーム業界や金融、Eコマースなど、様々な業種での導入が進んでいます。3,000社以上の企業に採用されており、その特長としては以下の点が挙げられます。
- - SQLによるアクセス: 従来のリレーショナルデータベースと同様に、SQLを用いたデータ操作が可能です。
- - 高い可用性: 分散型のアーキテクチャにより、システムの安定性と拡張性が確保されています。
- - リアルタイムデータ処理: TiCDCやKafkaを利用したリアルタイムデータ解析が可能で、迅速なフィードバックループを実現しています。
TiDBはまた、クラウドで利用できるフルマネージドサービス「TiDB Cloud」を提供しており、これによりスケーラビリティやコスト効率が向上します。特に、OpenAIと連携した自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query」は、大量のデータを超高速で処理し、リアルタイムで結果を返す最新技術として注目されています。
PingCAPのビジョン
2015年に設立されたPingCAPは、オープンソースでクラウドネイティブなデータベースソリューションを提供し続けています。CAP定理に基づいて、全ての接続性を実現することを目指しており、業界の変化に対応するための柔軟な技術を提供しています。PingCAPの詳細は、公式ウェブサイトで確認できます:
PingCAP公式ページ。
PingCAPは、資金調達を通じて成長を続けており、今後も開発生産性向上へ向けた新たな取り組みを進めていくことでしょう。