新たなアート体験『Milly and Friends』が登場
株式会社Apas Portが手掛けるクリエイティブ・プラットフォーム「Harvest Hall」は、長坂真護の新たなフィジカルアート作品『Milly and Friends』の受注販売を開始しました。この作品は、長坂が65トン以上の電子廃棄物をアートとして再生してきた独自の手法を駆使し、NFTとして展開された“ON” CHAIN ARTを基にしたものです。NFTを保有するホルダーに特化したこのプロジェクトは、2025年7月初旬に完売した限定シリーズの作品を、オーダーメイドで体験できる機会を提供します。
『Milly and Friends』の背景
『Milly and Friends』は、全2,000点から成るデジタルアートコレクションです。長坂真護が美術家として挑んできた環境問題を反映し、世界最大の電子廃棄物集積地であるガーナの現状を背景にしています。電子機器を扱っているガーナの人々とその生活と向き合い、長坂は廃棄物を素材とする作品制作を通じて、環境改善に取り組んでいます。この作品は、デジタルと物理的アートの融合に焦点を当て、彼の代名詞である「E-Wasteアート」のコンセプトを具現化しています。
登場するキャラクター「ミリーちゃん」は、リサイクルされた素材から形作られた平和の象徴として描かれており、2,000体の友達キャラクターは過去の他の作品から生まれたものです。約1年をかけて制作されたこれらのキャラクターは、アートを通して社会問題に対する関心と行動を促進することを目的としたプロジェクトの一環です。
フィジカルアートの魅力
NFTを保有する方々に展開されるフィジカルアートは、長坂が推薦する特別なオーダーメイドのアートワークとして提供されます。保有数に応じて、アートのオーダーも可能で、3点以上のNFTホルダーは長坂本人による加筆とサインを施したユニークなキャンバスアートワークを依頼できます。
さらに、10点以上の作品を保有する方には、長坂の技法を駆使した立体作品「スペシャルE-Wasteアートワーク」も選択可能。この作品は、電子廃棄物をモチーフにしたもので、そのリアルな質感を楽しむことができます。購入した作品は額装可能で、特にスペシャルE-Wasteの作品はアクリル製のボックスでの額装を推奨しています。届いたその日からすぐに壁に飾ることができるのが嬉しいポイントです。
購入方法と詳細
このアート作品の価格は、各220,000円(税込)で、額装代や送料は別途となります。Milly and FriendsのNFTを保有している方限定で、作品のオーダーが可能です。購入を希望される方は、指定のメールアドレスに連絡をし、オーダーの流れや納期について詳細を問い合わせる形を取ります。製作はMAGO CREATIONスタジオにて行われ、1〜3ヶ月でお届けされる予定です。
全てのプロジェクトには「体験」が組み込まれており、アートとテクノロジーの融合を通じて、文化資産としてのNFTを表現しています。今後の情報は公式SNSやウェブサイトで随時発信されますので、ぜひチェックしてみてください。
長坂真護というアーティスト
福井県出身の長坂真護は、電子廃棄物を利用したアートを通じて、持続可能な社会の実現に向けて日々努力を重ねています。2017年からガーナのスラム街を訪れ、現地の人々の生活を守るため、多岐にわたるプロジェクトを展開する彼の活動は、エコアートの新たな可能性を示しています。彼のアートは、ただの作品ではなく、廃棄物からの再生を通じて作り出されたコミュニティへの貢献という側面を持つものです。彼のビジョンを可視化する『Milly and Friends』を迎えて、新しいアート体験が始まることを期待しています。