enCommerceで変わる工事
2023-08-01 12:00:02

クラウドサービスenCommerceでトンネル工事の業務革命を実現

トンネル工事を支える新システム「enCommerce」



2023年8月1日、株式会社演算工房は、トンネル工事向けの材料受発注システム「enCommerce」を販売開始しました。このクラウドサービスは、トンネル工事における材料の受発注業務を大幅に効率化することを目的としています。伝統的に電話やFAXで行われていた受発注業務をデジタル化し、現場と材料メーカーの連携を強化します。

enCommerceの特徴



enCommerceは、トンネル施工に必要な材料の発注と管理を一元化できる優れたシステムです。これにより、双方の情報共有が容易になり、透明性のあるコミュニケーションが実現します。加えて、使用する材料の搬入時期を予測する機能も搭載しています。この機能は、トンネル施工情報管理システム「CyberNATM」から得られるデータをもとにしていますから、実際の施工プロジェクトに即した正確な予測が可能となります。

業務効率化の狙い



enCommerceは「受発注情報の明確化」と「業務効率の向上」を目指します。最終的には、「自動発注機能」の実装を予定しており、これによって職員の業務負担を30%も軽減させることを狙っています。現場では在庫の正確な把握が可能となり、ロス率の管理も効率的に行えるようになります。また、材料メーカー側では、資材の準備や配車の手配が容易になるため、両者の業務がスムーズに進行します。

このように、enCommerceはトンネル工事の業務プロセスを根本から見直し、建設業界全体におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与するものと位置づけています。

将来的な展開



今後は、山岳トンネルだけでなく、シールドトンネルにおいてもこのシステムの活用が計画されています。また、トンネル工事が最盛期を迎えるシンガポールやジャカルタ、マニラなど、東南アジア市場への展開も視野に入れているとのことです。このような国際的な展望によって、日本国内の先進的な技術を国外へ発信することも目指しています。

まとめ



演算工房が開発したenCommerceは、トンネル工事における業務プロセスを変革するための重要な一歩です。デジタル化された受発注業務は、業界全体の効率向上だけでなく、国際的な競争力を強化する手段にもなります。建設業界の新たな未来を切り開くenCommerceの発展に目が離せません!

会社情報

会社名
株式会社演算工房
住所
京都府京都市上京区山里町237番地3
電話番号
075-417-0100

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