内視鏡処置具をサポートする新商品「フィンガーアシスター®」の発売
株式会社キャステムが、『フィンガーアシスター®』という内視鏡処置具をアシストする補助具を2025年11月1日(土)に発売することを発表しました。本製品は大阪大学大学院医学系研究科次世代内視鏡治療学の中島教授や、医療法人山下病院の松崎氏、常見氏の監修のもと、開発されました。製品は公式オンラインショップでの販売が開始されています。
「フィンガーアシスター®」とは?
「フィンガーアシスター®」は、高周波ナイフなどの内視鏡処置具の操作をサポートするための画期的な補助具で、医療の現場での実際の声から誕生したものです。この補助具は、繰り返し使用可能であり、エラストマー素材を使った人間工学に基づいた設計により、熟練者はもちろん初心者でも扱いやすい特徴を兼ね備えています。これにより、内視鏡処置の効率を大幅に向上させることが期待されています。
特徴
- - 視野の安定性: 処置具の操作中に視野を安定させることができる設計。
- - 繰り返し使用可能: 洗浄・消毒を行うことで繰り返し使用できる耐久性。
詳細な製品情報
- - 商品名: フィンガーアシスター®
- - 品番: 20-02967
- - 発売日: 2025年11月1日(土)
- - 販売価格: 9,800円(税込)
- - サイズ: 全長62mm
- - 原材料: エラストマー
- - 入数: 1袋(3個入り)
- - 有効期限: 開封日より3年間(自己認証による)
- - 使用上限: 最大10回
- - 生産国: タイ
使用方法
1. 内視鏡処置具を鉗子口に通し、鉗子口付近のシースを溝にはめ込む。
2. 本品を持ち、鉗子口から約10mm離れた位置で処置具を操作する。
使用上の注意
- - 無理な変形・加工は避けてください。
- - 手術手順については十分に理解してください。
- - 目視による異常がある場合は使用を避けること。
- - シースのはめ込みが正しくない場合、操作中に外れる危険性があります。
- - 使用後は必ず消毒を行ってください。
消毒方法
- - 中性洗剤または酵素洗剤を使用して洗浄。
- - 消毒にはエタノール、次亜塩素酸ナトリウムなどが使用可能。
- - 耐熱温度は70℃から90℃で高圧滅菌不可。
販売サイト
「フィンガーアシスター®」は、公式オンラインショップ
WELLNESSCASTEMにて購入可能で、全国一律300円の送料がかかります。
キャステムの医療機器開発への取り組み
キャステムは、大学と連携しながら医学分野の研究と開発に力を注いでいます。『プロジェクトENGINE』に参画し、臨床ニーズに応じた製品開発を進行中です。さらに、多様な医療分野における具体的な問題を解決するために、設計検討、材料選定、操作性の検証を行っています。文献でも評価されている中島教授との共同研究も進行中です。
まとめ
株式会社キャステムは、最先端の技術を駆使して内視鏡処置具操作の補助具『フィンガーアシスター®』を提供することで、医療現場の効率化を図る新たな一歩を踏み出しました。専門家との連携を基に開発された本商品は、今後さまざまな医療現場での活躍が期待されます。
会社概要
株式会社キャステムは、精密鋳造技術を用いて、多岐にわたる産業部品の製造を手掛けています。近年では3Dプリンターによる新たな鋳造技術にも注力しており、公式サイトで詳細をご覧になれます。