「食とエネルギーのテーマパーク」が誕生!
神奈川県相模原市緑区に位置する株式会社さがみこファームが、新たに立ち上げる「食とエネルギーのテーマパーク」が注目を集めています。このプロジェクトは、農業と発電を融合させたソーラーシェアリングを用い、地域の活性化に寄与することを目的としています。クラウドファンディングは2025年1月6日からスタートし、同時に地元の人々や訪れる人々に新たな体験の場を提供します。
プロジェクトの背景
さがみこファームは、2019年に相模原市で初めてソーラーシェアリングを導入し、農業と再生可能エネルギーの共存を実現しました。この取り組みのもと、農地では36種類のブルーベリーが栽培され、2023年には「さがみこベリーガーデン」として体験農園がオープンしました。年間2,000名以上が訪れるこの農園は、地域の新たな観光名所として注目されており、農業とエネルギーの持続可能性を示しています。
しかし、近年の地域社会では過疎化や高齢化が進んでおり、若者の流出が問題となっています。さがみこファームではこれらの課題に正面から取り組む必要性を感じ、今後の拡大を視野に入れた新たなプロジェクトを発表しました。
プロジェクトの目的とテーマ
新たに計画している「食とエネルギーのテーマパーク」では、以下の3つの主要なテーマに沿って事業を展開します。
1.
食とエネルギーの生産拠点
この農園では、300kWの設備を整え、一般家庭80世帯分の電力を生産します。春から秋までの期間に、ブドウやイチジク、レモンなどが収穫できる体験が提供され、新鮮な果物を楽しむことができます。
2.
多様な人が集う交流拠点
地域の課題解決に向けた協議会を立ち上げ、様々な体験コンテンツを用意します。視察の受け入れを強化し、地域交流の場として機能することを目指します。
3.
挑戦したい人の教育拠点
ソーラーシェアリングを志す人々や企業向けに研修プログラムを提供し、知識やノウハウの普及を図ります。
クラウドファンディングとリターン
このプロジェクトの資金調達は、2025年1月6日から2月28日まで行われ、目標金額は300万円です。支援者向けには多様なリターンプランが用意されています。
- - 10,000円:建設現場を体験できるバーチャルツアー
- - 20,000円:ブルーベリージャムと生はちみつのセット
- - 50,000円:完成お披露目イベントへのペア招待券
このプロジェクトは、地域課題の解決を目指し、地元住民だけでなく、幅広い方々に向けた取り組みとして注目されています。
結び
今後、相模原市に新たな価値を生む「食とエネルギーのテーマパーク」が実現することで、地域全体が活性化し、持続可能な社会に向けた一歩となることが期待されています。さがみこファームの挑戦に、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。