メタバース和歌山が新たな観光の形を提案
和歌山市で2024年初頭に行われる「第4回 親子大会 featuring Fortnite」。この大会は、吉本興業の人気芸人・小籔千豊さんが主催し、メタバース和歌山のマップを使ったエキシビションマッチが中心です。本大会は親子のコミュニケーションを活性化し、和歌山の魅力をゲームを通じて広めることを目的としています。
開催概要と意義
この親子大会は1月21日、27日、28日、4月14日の4日間にわたって行われます。参加資格が誰にでも開かれているため、ゲームを通じた交流の場が提供されます。メタバース和歌山実行委員会は、この親子大会を通じて新しい観光体験を提供し、地域振興に貢献する考えです。特にフォートナイトという人気ゲームを活用することで、親子でのコミュニケーションが深まることが期待されています。
フォートナイト内の和歌山マップ
このイベントで使用されるのは、和歌山城やJR和歌山駅前、さらには市内の繁華街「新内」を再現したマップです。小籔さん自身もこのマップを体験し、非常に驚いたとコメントしています。彼は、和歌山城の思い出が蘇り、実際に訪れたい気持ちになったと語っており、和歌山市の取り組みにも賛同しています。
和歌山城BATTLE
和歌山城をテーマにしたこのマップでは、天守閣の外観や特徴的な石垣、登るルートが再現されています。プレイヤーはオリジナルアイテムを収集しながら、バトルロイヤルを楽しむことができます。さらに、和歌山城は徳川御三家の一つとして知られ、日本三大忍術ゆかりの地でもあるため、歴史的な背景も楽しみながら、プレイできます。
和歌山駅前BATTLE
次に、JR和歌山駅前をテーマにしたマップでは、商店街や周辺ビル群が視覚的に再現されています。遠景には和歌山城や観光名所も含まれ、ユーザーはリアルな観光体験を通じて遊ぶことができます。また、おもてなし忍者と呼ばれるキャラクターが登場し、プレイヤーにアイテムを提供するなど、楽しさが盛り込まれています。
新内(アロチ)
今後公開予定の新内(アロチ)マップは、和歌山市の繁華街をイメージしたもので、夜のネオン街を再現しています。細かい建物のデザインが特徴で、ゲームの中に新しい雰囲気をもたらします。具体的な公開日は未定ですが、多くのゲームファンが待ち望むことでしょう。
メタバース和歌山の取り組み
「メタバース和歌山」は、観光DX事業として新しいツールを提供し、地域観光を促進しています。実行委員会の代表である豊田英三さんは、VRやメタバースを駆使して観光業の新たな可能性を広げています。地域の名所や魅力をゲームを通じて発信することで、観光業への新しい風を吹き込んでいるのです。
和歌山県の地元企業や団体の取り組みが、地域の魅力を最大限に引き出していることを示す好事例です。親子大会を通じて、参加者が和歌山の文化や歴史をゲームで楽しむだけでなく、より多くの人々に和歌山の魅力を知ってもらえることを期待しています。参加者全員が新しい景色に出会えるこの機会をぜひお見逃しなく!