株式会社ファイテックがプライバシーマーク認証を取得し信頼性向上を目指す

株式会社ファイテック、プライバシーマーク認証取得の意義

2025年10月27日、愛知県丹羽郡大口町に本社を構える株式会社ファイテックが、一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）によるプライバシーマーク認証を取得したことを発表しました。この認証は、同社の個人情報保護に関する取り組みが、高い水準にあることを示す重要な証明です。

背景と取り組み

株式会社ファイテックは、消防関連製品の製造・販売を行う企業ですが、近年ではAI・IT事業にも力を入れています。特に、宅配ボックス用のAIパスワード管理システム「Passluck」の導入により、個人情報を預かる機会が増加しています。このような状況において、個人情報の保護を事業上の最重要課題の一つと位置付け、全社を挙げて安全管理体制の整備を進めてきました。

すでに、社内規定の整備や従業員の教育にも力を入れており、厳格な基準に基づく運用がなされています。しかし、さらなる信頼性向上のためには、客観的な基準での評価が必要と判断し、プライバシーマークの認定を目指しました。

認証のプロセス

今回の認証取得は、JIPDECの厳しい審査を通過した結果であり、ファイテックの個人情報保護マネジメントシステムが日本産業規格「JIS Q 15001」に適合していることが証明されました。このことで、同社は情報管理体制が国内最高水準であることを、社会に示すことが可能になりました。

未来の展望

ファイテックは、今後も個人情報の適切な保護・管理を心がけ、さらなる信頼獲得を目指します。また、同社の企業理念に基づき、防災製品の開発やAI・IT事業の推進を通じて、社会に安全を提供することに取り組んでいく方針です。

株式会社ファイテックの概要

株式会社ファイテックは、愛知県大口町に本社を構え、消防関連化学製品の製造を手掛けています。消火用具や消火剤などの製造はもちろん、ヘリコプター向けの消火剤注入システムの開発なども行っており、国内外での実績があります。特に林野火災対策における消火剤開発の強みが評価され、陸上自衛隊にも採用されています。

また、AI・IT事業には2024年11月にローンチした「Passluck」があり、宅配ボックスの安全なパスワード管理を提供しています。この取り組みは、宅配ボックスの不法占拠や無断使用といった課題を解決し、利便性と安全性の両立を目指しています。