ナビプラス株式会社は、株式会社ドーモと提携し、Webアプリケーション向けのセキュリティおよび高速化サービス「Cloudflare」の提供を開始しました。この取り組みは、サイバー攻撃の増加や消費行動のデジタル化が進む中で求められるWebサイトの保護と効率性向上を目的としています。
近年、多くの企業がサイバー攻撃の標的となっており、その手口もますます巧妙化しています。特に、ECサイトやビジネスのオンライン運営においては、データの安全性を確保することが重要です。そのため、ナビプラスは自社のマーケティングサービスをさらに強化する形で、ドーモの提供する「Cloudflare」を導入し、より安全なWeb環境を提供するとともに、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指します。
「Cloudflare」は、世界中のインターネットリクエストの約25%を処理する能力を持つコンテンツ配信ネットワーク(CDN)です。このサービスは、Webサイトのセキュリティを高水準で保ちながら、同時にページの表示速度を向上させることが可能です。具体的には、画像データを自動で軽量化する機能や、DDoS攻撃からの防御機能を搭載しており、これによりサイトへの不正アクセスや脆弱性に対する防御が強化されます。
ナビプラスは、ECサイト向けにコンテンツとナビゲーションの最適化を行ってきた実績がありますが、「Cloudflare」を活用することにより、より広範囲なサイト運営者に対してセキュリティおよびユーザビリティの向上を図ることが可能になります。また、Cloudflareは、コンテンツの読み込み時間が顧客体験に与える影響を重視しており、出店者のコンバージョン改良に寄与することが期待されています。
パートナー契約を結んだドーモは、2000年からモバイル向けエンゲージメントソリューションを展開し、「Cloudflare」に関しては国内導入実績No.1を誇ります。また、同社の提供する「SpeedCurve」は、Webサイトのパフォーマンスを計測・監視するためのツールで、エンジニアなどによるパフォーマンス最適化をサポートしています。
ナビプラス株式会社は、「テクノロジーで、+(プラス)あふれる未来へ導く」を企業理念に掲げ、ECサイトを中心にマーケティングサービスを展開する企業です。デジタルガレージのグループ会社として、今後もテクノロジーを駆使して、より多くの価値を社会に提供していく所存です。
宅でのオンライン商取引が増加している中、Webサイトのセキュリティとパフォーマンスの両立は、今後ますます重要になっていくでしょう。ナビプラスとドーモのパートナーシップは、そのニーズに応える強力な取り組みであり、両社のさらなる成長が期待されます。