睡眠の質を見える化する新たなステップ
本日、キッセイコムテック株式会社は、医療機関とのデータ共有機能を搭載した新しい睡眠管理システム「SleepSign-Cloud ウェルネス」をリリースしました。近年、睡眠不足やその質の低下が社会的な課題として浮上しており、厚生労働省の調査によると、成人の約20%が何らかの睡眠の問題を抱えていると言われています。この状況を改善するべく、同社は「SleepSign-Cloud ウェルネス」システムを開発しました。
システムの概要
「SleepSign-Cloud ウェルネス」は、専用の活動量計「SleepSign-Tag」を装着することで、睡眠中の動きや姿勢の変化、さらには睡眠の質を詳細にデータ化することができます。このデータは、同社のアプリを通じて分析・可視化され、ユーザーの同意に基づいて提携医療機関と共有されます。この仕組みによって、ユーザーは専門的な医療ケアに容易にアクセスでき、より効果的なセルフケアが可能となります。
活動量計の仕組み
睡眠データの計測は、業界優れたアルゴリズムに基づいて行われ、脳波による睡眠判定と85.4%の一致率を誇ります。つまり、科学的な根拠に基づいて自分の睡眠状態を把握できるのです。
データの可視化
「SleepSign-Cloud ウェルネス」では、ユーザーが1週間のデータを簡単に把握できるよう、生活と睡眠リズムをグラフ化する機能も提供されています。また、スリープクリニックの遠藤拓郎医師の監修のもと、睡眠スコアも表示され、「リズム」「長さ」「活動」「睡眠」という4つの視点から自分の睡眠特徴を一目で確認できます。
医療機関との連携
このシステムの大きな魅力は、データの共有機能です。使用者が同意することで、提携した医療機関とシームレスにデータを共有でき、専門家による適切なアドバイスや治療が受けやすくなります。これにより、従来のセルフケアだけでなく、医療界との連携も強化され、より効果的な睡眠改善が期待できます。
価格について
本システムのアプリ自体は、App StoreおよびGoogle Playストアで無料でダウンロード可能です。しかし、専用活動量計「SleepSign-Tag」は27,500円(税込)となっています。これにより、質の高い睡眠を手に入れるためのサポートが整っています。
会社概要
キッセイコムテックは、1985年に設立された長野県松本市に本社を置く企業で、システムインテグレーションサービスを提供しています。医療機関向けのソフトウェア開発や情報機器レンタル事業など、多岐にわたる業務を展開しています。
お問い合わせ先
本サービスに関する詳細やお問い合わせは、キッセイコムテックの公共・医療ソリューション事業部にご連絡ください。電話番号は0263-40-1122、ファックスは0263-48-1284です。
まとめ
「SleepSign-Cloud ウェルネス」は、利用者が自身の睡眠状態を深く理解し、医療との架け橋をつくる支援をする画期的なシステムです。このシステムを通じて、より多くの人々が質の高い睡眠を手に入れることが期待されます。