年末のお掃除生き物
2024-12-17 11:21:25

サンシャイン水族館で年末の生き物たちのお掃除を見よう!

サンシャイン水族館で発見するお掃除生き物たち



東京・池袋にあるサンシャイン水族館では、12月26日から31日まで「年末の大掃除」にちなんで、お掃除をする生き物たちの魅力を紹介する期間限定のパネル展示が行われています。この展示では「クリーナーフィッシュ」として知られるホンソメワケベラ、水槽の掃除を担うセルフィンプレコ、深海の掃除屋ダイオウグソクムシの3種がピックアップされ、それぞれの生態や特徴が説明されています。

お掃除屋の人気者!ホンソメワケベラ



ホンソメワケベラは、スズキ目ベラ科に属する約10cmの小型海水魚で、その美しい青と白のグラデーションが魅力です。この魚は、他の魚の体表やエラに付いた寄生虫や食べカスを食べて掃除をする為、周囲の魚たちから多くの人気を集めています。

彼らの独特な泳ぎ方は、まるで舞っているかのように見え、クリーニング中の魚の周りには他の魚が順番待ちをする姿も見受けられます。また、ホンソメワケベラは、大型魚や肉食魚との共生関係を築いているため、危険なく掃除をすることができるのです。

魚であることを理解する知性



驚くべきことに、ホンソメワケベラは鏡に映る自分を認識できるという特異な能力を持っており、これは魚類では初めて報告された事例となりました。

水槽のお掃除係:セルフィンプレコ



アマゾン川原産のセルフィンプレコは、黒褐色や茶褐色の体に迷路のような模様を持つナマズの仲間です。彼らの特徴的な吸盤状の口は水槽の壁面にぴったりとくっつき、流木や石に付着したコケを削り取ってくれます。セルフィンプレコは単にエサの残りを食べるだけでなく、自然に生えてくるコケも食べるため、水槽の清掃にも役立っています。

深海のスター:ダイオウグソクムシ



深海に生息するダイオウグソクムシは、見た目がダンゴムシに似ているものの、その存在自体が多くの人々を惹きつけています。この生物は雑食性で、海底に沈んだ生物の死骸などを食べることで深海の生態系を支える「海の掃除屋」としての役割を果たしています。

ダイオウグソクムシは、食べる量が少ないことでも知られており、ある水族館では5年間絶食した実績もあります。これは低水温が関係していると考えられ、生態に対する謎を深めています。

お正月もサンシャイン水族館へ



年末だけでなく、サンシャイン水族館では2025年の干支にちなんだイベントや特別展示も開催される予定です。お正月には、巳年に関連する生き物たちの紹介や特別エサやりイベントも予定されているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

また、水族館オリジナルの「辛海カレー」も販売中。中にはオオグソクムシの粉末が入った珍しいカレーが楽しめます。水族館での思い出をより一層楽しむために、ぜひ挑戦してみてください。

サンシャイン水族館での年末の展示は、ただの生物観察ではなく、それぞれの生き物たちが持っている生態の奥深さを知る貴重な機会です。この期間にしか出会えないお掃除生き物たちをぜひ直接見に行ってはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社サンシャインシティ
住所
東京都豊島区東池袋三丁目1番1号サンシャインシティ ワールドインポートマートビル9F
電話番号

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