横浜のみなとみらいに誕生したサステナブルレストランKITCHEN MANEの魅力とは

横浜の新たなサステナブルレストラン KITCHEN MANEの挑戦

神奈川県横浜市みなとみらい。美しい景色を一望できるこの地には、「KITCHEN MANE」と名付けられたユニークなレストランがあります。このレストランは、食を通じて社会的な課題の解決を目指し、持続可能な未来を考えるきっかけを提供しています。

食品ロス削減を目指した日替わりメニュー

KITCHEN MANEでは、食品ロスを軽減するために、メニューが固定されていません。日々、店舗にある食材を活用し、創造的な料理を生み出しています。シェフは福岡にある老舗料亭で長年腕を振った総料理長で、一期一会の精神でお客様に喜んでもらえるメニューを提供。素材本来の味を尊重しつつ、毎日新しい驚きを与えることを重視しています。

地元の農家との連携

野菜は、地元横浜や千葉の契約農家から直送されるというこだわりがあり、特に輸送によるCO2排出削減と地域の活性化を意識した選択がされています。また、見た目の規格には合わないものの、栄養価が高い規格外野菜も積極的に利用。これにより、農家との直接的な連携が生まれ、相互の利益を追求するモデルが確立されています。

安全性の高い新鮮な魚介類

魚は、三重県の二木島漁港から仕入れられています。ここでは、信頼できる漁師から新鮮な魚を確保し、市場に出回らないものも含めて使用しています。これにより、「トレーサビリティ」を重視し、安全で高品質な海の恵みをお届けしています。メニューには、新鮮な魚を使った「漬け丼」や「有機野菜の鍋焼きうどん」など、他にはない創造的な料理が揃い、全ての食事を楽しむことができるのです。

参加型の価格設定

KITCHEN MANEの特徴は、価格設定にもあります。お客様が自分で価格を決めることができ、これまでの飲食店の常識とは異なる、新しい形の価値提供が行われています。このアプローチは、多くの人に持続可能な社会の実現について考えるきっかけを与え、コミュニティ全体での協力を促進することを目指しています。

持続可能な社会の実現へ

新型コロナウイルスの影響により、飲食業界は大きな打撃を受けています。しかし、この苦境を乗り越えるためには、飲食店と生産者、そして消費者の結束が求められています。KITCHEN MANEはその一環として、サステナブルなビジネスモデルに挑戦。社会的な課題に対する理解を深め、行動を起こすきっかけを提供し、一緒に持続可能な未来を作り上げていくことに全力を注いでいます。