中小企業の人材活用
2021-01-07 13:00:02

中小企業の経営基盤強化に向けた外部専門人材活用の現状と課題

中小企業の人材活用現状



最近の調査から、中小企業が経営基盤の強化を図る上で、外部専門人材に相談したいテーマが明らかになりました。アンケートによると、最も多くの企業が関心を寄せているのは「人材の確保・育成」で、なんと40.6%に達しています。このほか「営業力・販売力の強化」が33.1%、「自社ブランドの育成・強化」が21.3%、続いて「新製商品・サービスの開発」や「新規事業の立上げ」がそれぞれ20.2%の支持を得ています。

外部専門人材の活用状況



一方で、現在契約している外部専門人材のリストを見ると、経営基盤強化に直結していない実情が浮かび上がります。外部専門人材と契約する中小企業は87.6%にも及びますが、その内訳は「税理士」が最も多く69.5%、次いで「社会保険労務士」が60.8%、そして「弁護士」が47.3%となっています。

興味深いことに、「民間コンサルタント」や「大企業兼業・副業/OBOG人材」の契約率はかなり低く、経営基盤強化に向けた外部専門人材の活用はあまり進んでいないことが分かりました。これは、中小企業が必要と感じているテーマと、実際に契約している専門家の種類との間に乖離があることを示しています。

生涯プロフェッショナル/Engunの取り組み



このような中で、QOLが展開する「生涯プロフェッショナル」事業にも注目が集まります。このサービスは、主に50歳以上のセカンドキャリアを志向する大企業のOB/OG専門家を対象にした顧問・アドバイザー紹介の取り組みです。労働力不足が問題視される中、シニア層の経験や知識を活かすこれらの専門人材は、企業の成長にとって重要な資源となることが期待されています。

2016年に始まったこの事業は、すでに4,800名以上の専門家が登録されており、企業の様々な経営課題を解決するために役立っています。2019年にはサービス名を「Engun」にリブランドし、今後も多様な経営課題に対応していく意向を示しています。

経営強化への道



このように、外部専門人材の活用におけるギャップは改善の余地があります。中小企業は、必要なテーマに沿った専門家の選任を進め、経営基盤の強化を図る必要があります。また、生涯プロフェッショナルのような取り組みを通じて、企業の成長を支援できるシニア層の活用も今後求められることでしょう。経営者や人事担当者は、この機会を逃さず、賢く専門家を利用することで、持続的な成長を目指すべきです。

詳細については、生涯プロフェッショナル/Engunのウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社クオリティ・オブ・ライフ
住所
東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館915号室
電話番号
050-3201-6751

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。