最近、カラオケ業界に一大ブームが訪れています。株式会社エクシングが展開する「JOYSOUND」の総合デイリーランキングで、驚くべきことにCMで耳に残る「伯方の塩」が4位にランクインしました。このサウンドロゴは、2025年12月から配信が始まって以来、特にSNSで大きな話題となり、ウィークリーランキングでも12位を獲得するなど、ただの一過性の流行に留まることなく、新たな「定番コンテンツ」としての確固たる地位を築いています。
カラオケの世界でこのような企業のサウンドロゴが人気を博す事例は過去にはなく、特にJOYSOUNDの44万曲以上の楽曲の中で、ビジネスの一環として作られたサウンドロゴがここまで上位に名を連ねるのは異例のことです。この現象は、現代のカラオケ利用者たちの変わりゆくニーズを反映したものといえるでしょう。
近年、特にZ世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」という価値観が浸透しています。「コスパ」に続く新たなキーワードとして注目されるこの概念は、限られた時間を有効に使い、最大限の満足感を得ようとする考え方です。カラオケという娯楽も、この「タイパ」を意識した進化を遂げているのです。
「伯方の塩」の人気は、数秒で歌えるサウンドロゴという形を取り入れ、忙しい現代人のライフスタイルにぴったりとマッチしました。また、カラオケ採点機能が組み合わさったことで「何度でも挑戦したくなる」というゲーム性も生まれ、SNS上では歌唱履歴を共有するユーザーが相次ぎました。これにより、短い時間で手軽に楽しむことが可能となり、まったく新しいカラオケのスタイルを形成しています。
■サビだけを熱唱する新たな楽しみ方「サビカラ」
また、最近人気を博しているのが、曲の「サビ」だけを熱唱するという楽しみ方「サビカラ」です。これは、カラオケの中で大人数の中で待つことが多く、なかなか自分の番が回ってこないという従来の不満を解消するもので、1分以内という短い時間でさまざまな曲を楽しむことができます。JOYSOUNDでは約1,000曲が既に配信されており、昭和・平成の名曲が活躍する中、令和の新しいヒット曲も含まれています。
サビカラのランキングには、名曲たちが集結しています。aikoの「カブトムシ」をはじめ、ポルノグラフィティの「サウダージ」や松田聖子の「青い珊瑚礁」など的確にヒットを捉えた楽曲が多く、カラオケにおけるサビの人気が際立っています。この新しいスタイルは、決して時間がかかることなく気軽に楽しめるため、ライフスタイルのトレンドに適応した新たなカラオケ文化として根付いています。
■サウンドロゴの進化と今後の展望
また、「伯方の塩」の大ヒット背景には、JOYSOUNDが取り組むサウンドロゴカラオケAWARDという新たなプロジェクトもあります。これは企業や団体のサウンドロゴをカラオケ化し、「結束力No.1を決めるエンタメ」を提供することで、幅広い企業や団体が自らのサウンドを楽しむ機会を創出しています。
このプロジェクトは、企業のサウンドロゴを使ってカラオケとして楽しめる体験を提供するもので、例えば、「SEGA」や「TOPPAN」などの有名企業のロゴソングもカラオケとして楽しむことができる新たな形のエンタメです。これにより、企業と一般の人々の接点が強化され、エンタメとしての意味合いが大きく変わってきています。
現在も大規模な反響が続くこのプロジェクトの第2弾では、さらに多くの企業や団体に向けての参加呼びかけも行われています。新しいサウンドロゴがカラオケ化されることで、新たなカラオケ文化が生まれ、ユーザーにさらなるエンターテインメント体験を提供していくことでしょう。これからのJOYSOUNDの展開に、ますます期待が高まります。なお、『サビカラ』は株式会社エクシングの登録商標です。