青春小説『アオハル100%』
2024-10-09 17:15:16

デジタルネイティブ世代に贈る青春小説『アオハル100%』が金賞受賞

デジタルネイティブ世代に捧げる青春小説



2024年10月9日、水曜日、待望の新作『アオハル100% 行動しないと青春じゃないぜ』が発売されます。この作品は、角川つばさ文庫小説賞一般部門の金賞を受賞した一冊であり、インターネットが生活に密接に関わる子どもたちに向けた内容です。

著者の無月蒼(むつき・あお)さんは、熊本県出身の若き作家で、福岡県に住む会社員としても活動しています。彼女は、KADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」での長年の経験を活かし、本作を執筆しました。無月さんによれば、作品に込められた思いは、デジタルネイティブ世代がSNSやインターネットを通じて、年齢や性別の「違い」を超えて繋がること。このテーマは、選考委員たちからも高く評価されています。

選考委員の声


選考委員として故・宗田理氏が最後に選んだ金賞作品という重みもあります。彼の日常とSNSの使い方が巧みに描かれており、現実とネットの関係を見事にあらわしています。また、SNSを利用して仲間を集め問題を解決していく過程は、多くの現代っ子に共感を呼ぶことでしょう。他にも、藤ダリオ氏や本上まなみ氏など、著名な選考委員たちからも愛されているこの作品は、キラリと光るアイディアが多く盛り込まれています。

あらすじ


物語の主人公・火花ほむらは、平凡な中学生です。彼女は小学生の頃にネットでトラブルを経験して以来、今は「みんなと合わせて」平和な日常を送っています。しかし、何か物足りなさを感じているほむらは、ある日、クラスメイトのクルミくんと交流を持ちます。彼との出会いが、ほむらの中で新しい希望の種を芽生えさせます。二人はSNSで「#アオハルチャレンジ」と名づけた遊びを始め、次第に周りのクラスメイトも巻き込んでいくのです。

小学生向けに工夫された内容


本書では、選考で評価されたテーマに基づき、小学生向けに改稿されています。また、多くのSNSが13歳以上の利用を推奨しているため、読者層に優しい解説「もちウサギのSNSまめちしき」が追加されるなど、初心者でも理解しやすい配慮がされています。物語を追いかける中で、SNSの利用法や注意点を学びつつ楽しく読める工夫が施されています。

著者プロフィール


無月蒼さんは、小説投稿サイト「カクヨム」での活動を経て、今回の受賞作で角川つばさ文庫デビューを果たしました。自身が好きなジャンルであるオカルトや恋愛をテーマにした物語を展開していく彼女の今後に大いに期待したいところです。

まとめ


SNSを巧みに使いこなす方法やその楽しさ、時には注意点を学べる『アオハル100%』は、これからの子どもたちに向けた新たな青少年文学の灯となることでしょう。この本を手に取ることで、多くの子どもたちが自分たちの「青春」を見つけるきっかけとなることを願ってやみません。


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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
住所
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