SailPointが新たなアイデンティティ・セキュリティ基準を提案
SailPoint新製品スイートの発表
アイデンティティ・セキュリティのリーダーであるSailPoint Technologiesが、4月5日に新たな製品ライン「Identity Security Cloud Suites」を発表しました。このスイートは、企業向けアイデンティティ・セキュリティの新基準を定め、企業が直面する様々なビジネス環境に適応するためのものです。
新たな基準の概要
これまでのアイデンティティ・セキュリティの基準を超え、次世代のアプローチを提供するSailPointの新製品には、特に注目すべき2つのスイートがあります。まずは「SailPoint Identity Security Cloud Business」があります。この製品は、AIや機械学習を活用して、アイデンティティ・セキュリティの導入を初めて行う企業にとって不可欠な基本機能を提供します。
次に「SailPoint Identity Security Cloud Business Plus」があり、こちらはハイブリッド環境全体でアイデンティティを発見、保護、管理するために設計された、より包括的なセキュリティスイートとなっています。
この改革によって、企業はSailPointの製品を容易に導入し、すぐにその価値を実感できます。
新機能の紹介
さらに、SailPointは新製品スイートの他にも一連の新機能を発表しました。これにより、企業が直面している脅威を防ぐためのツールが強化されます。具体的には、「Identity Outliers」機能により、AIと機械学習を駆使して異常なユーザーを検出し、リスクの高いアクセスを特定することができます。また、新たに追加された「Access Modeling」機能は、自動的にユーザーのロールを定義し、適切なアクセス権限を提供します。
そして「File Access Manager」機能は、企業内の非構造化データから個人情報を効率的に取得し、データ主体のアクセス要求を迅速に処理します。
最新情報の提供予定
これらのSaaSスイートおよび新機能は、今月中に提供される予定です。
企業からの反響
米国最大のプロパンガス販売会社AmeriGas社のアイデンティティ&アクセスセキュリティ担当マネージャーであるクリストファー・マーティン氏は、「SailPointをアイデンティティ戦略の中心に据えることで、より効果的なセキュリティ体制を構築しています」と語ります。これにより、ビジネスの全体的な目標に集中することができています。
また、SailPointのプレジデントであるマット・ミルズ氏も、「技術スタック全体のアイデンティティを保護するのは人間の手では無理です。この新しいアプローチにより、企業は安全なアクセスを提供しつつ、コンプライアンスの確保を実現します」と述べています。
アイデンティティ管理の未来
SailPointは、複雑なシステムを持つ企業に向けて、アイデンティティ・セキュリティのプロセスを簡素化し、迅速な意思決定を可能にします。顧客のビジネスの中核を守るため、これまで以上に自律的でインテリジェントなアプローチを提供します。Ricardo Matsumoto副社長は、「デジタルガバナンスを強化するために、アイデンティティの可視化と監視の重要性が増しています」と強調しました。
このようにSailPointは、企業のアイデンティティ管理を一新し、未来のセキュリティ戦略に寄与することを目指しています。
会社情報
- 会社名
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SailPoint テクノロジーズジャパン 合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2丁目23番1号アークヒルズフロントタワーRoP806号
- 電話番号
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