墨出しロボットSUMIDASが日本ロボット学会賞を受賞!
2026年10月26日、株式会社レンタルのニッケンと株式会社竹中工務店、株式会社未来機械のコラボレーションによって生まれた墨出しロボット「SUMIDAS」が、日本ロボット学会の「実用化技術賞」を受賞しました。この受賞は、ロボット技術の進化と企業間の共同開発がもたらした成果の象徴です。受賞式の様子や、技術の細部に迫ります。
実用化技術賞について
実用化技術賞は、産業自動化や社会改善に寄与するロボット技術の研究成果が評価されるもので、ロボットに関する優れた技術開発が行われた際に贈られます。受賞したSUMIDASは、建築施工分野での自動化を推進するために開発されました。
墨出しロボットSUMIDASとは
このロボットは、建築現場で墨出しと呼ばれる部材の取り付け位置を自動でマークする自走式システムです。具体的には、竹中工務店が考案した特許を基に試作機が開発され、未来機械が商用化を行い、最後にレンタルのニッケンがレンタル事業を開始しました。これにより、先進的なロボット技術が業界に新たな風を吹き込むこととなりました。
SUMIDASの特長
1.
精密な位置測定: 3次元レーザ測量機を用いて、ミリ単位で床面への墨出しを正確に実施します。
2.
コスト効率の良い設計: 自動追尾機能のない測量機を採用し、コストを抑えつつ高精度を実現しました。
3.
作業効率の向上: 多くの墨出し位置を効率的に処理するため、作業順序を最適化し、時間を有効活用します。
4.
クラウドアプリの開発: CADデータから直接ロボット用の作業データを生成するアプリケーションを実現しました。
5.
夜間稼働の実現: 業務終了時にロボットをセットすることで、夜間に自動作業を行うことができ、施工スケジュールの効率が飛躍的に向上します。
6.
技術の学術的評価: 本製品に使用されている技術は、学術的にも高く評価され、一般社団法人FA財団や日本ロボット学会の賞も受賞しています。
仕様と安全性
SUMIDASの寸法は670mm×530mm×385mm、質量は22kg、連続稼働時間は約6時間で”、作業範囲は3D Distoの設置位置から半径20mです。このロボットは、作業範囲の設定や障害物の回避機能を設けているため、安全性が高く、万が一の衝突時には緊急停止機能も作動します。また、リチウム電池の特性を考慮した設計により、長寿命での動作が可能です。
レンタルのニッケンのビジョン
レンタルのニッケンは、今後も「お客様の困った」に耳を傾け、安心・安全なサービスを提供しつつ、環境に配慮した商品の開発に努めていく方針です。SUMIDASの受賞は、ロボット技術が未来の建設業界に与える影響を再認識させてくれました。今後の活躍が期待されます。