九州工業大学のロボットチーム、RoboCup 2023での快挙
2023年7月26日、九州工業大学の『Hibikino-Musashi@Home』チームが、世界的なロボット競技会である「RoboCup 2023」で準優勝を果たしました。この大会は、自律移動型ロボットによる競技が行われ、家庭やオフィスといった環境でのサービスロボットの性能が評価されます。
世界大会の舞台
大会は北九州市若松区にある産学連携センター1号館で開催され、一般の方や報道機関の参加がありました。イベントは午後2時から始まり、まずは受け付けが行われ、その後、チームによる成果報告が実施されました。
最新技術の紹介
活動の中で、チームはChatGPTなどの大規模言語モデルを活用した最先端のロボット技術を解説しました。指導教員である田向権教授は、ロボットがどのようにして自然な会話を行い、環境を認識し、行動を計画するかについて、具体的な事例を用いて説明しました。
レストランデモの実施
その後行われたレストランデモでは、ロボットが初めての環境でお客さんからの注文を聞き取り、それを配膳する様子が披露されました。このデモは、ロボットが人間とどのように協力し、生活空間で役立つかを示すためのもので、多くの参加者の注目を集めました。
支援と連携体制
Hibikino-Musashi@Homeチームは、安川電機プロジェクトやカーロボAIとの連携を通じて支援を受けています。また、本学は同窓会や企業との協力を通じて、学生による創造的なプロジェクトを後押ししています。これらの活動は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の成果の一部でもあります。
未来の技術に期待
今回のRoboCup 2023での結果は、九州工業大学の研究と技術力の高さを示すものであり、今後のロボット技術の進化を期待させるものです。これからも人間とロボットが自然に協力し合える社会の実現に向けた研究が進むことを願っています。
詳細情報は
九州工業大学や
Hibikino-Musashi@Homeの公式ウェブサイトで確認できます。
イベントの様子や成果は、北九州市の産学連携センター内で記録され、今後の研究活動に役立てられることでしょう。