伝統工芸品の魅力を再発見する「旅皿プロジェクト」始動

旅皿プロジェクトの新たな挑戦

株式会社Culture Generation Japan（カルチャージェネレーションジャパン）と株式会社コメ兵ホールディングスが新たに始めた「旅皿プロジェクト」。このプロジェクトは、日本の伝統工芸品を再流通させることを目的とした二次流通事業であり、双方の専門知識とネットワークを活かしています。

プロジェクトの背景

この取り組みは、土資源の枯渇という深刻な社会問題に応えるために生まれました。特に高品質で特定の用途に適した土の採取可能な量が限られている現代において、持続可能な資源利用が求められているのです。また、伝統工芸品業界では、過剰在庫や需要変動への対策が課題となっています。これらの問題を解決すべく、Culture Generation Japanは2019年から「CRAFTAL」という月額制の和食器サブスクリプションサービスを展開してきました。

旅皿プロジェクトの内容

「旅皿」プロジェクトは、厳選された伝統工芸品を飲食店向けに貸し出す仕組みを持ちます。CRAFTALからの知見を基に、陶芸作家の作品を再流通させ、物語を持ったお皿の価値を高めていくことを目指します。また、一般の方々にも広く利用していただけるよう、プロジェクトの展開に健康な循環型社会を取り入れ、作り手への還元も検討しています。

イベントのご紹介

このプロジェクトのスタートを記念して、2024年12月27日から2025年1月13日まで、東京・代官山のT-SITE GARDEN GALLERYにおいて『にっぽんの暮らし展2025』が開催されます。ここでは旅皿プロジェクトのコンセプトや製品を体験できる機会があり、全国各地でのPOP-UPイベントも予定されています。今回のイベントでは、参加者が旅皿に込められた想いや、伝統工芸品の新しい価値を直接体験できることが大きな魅力です。

未来への想い

Culture Generation Japanは、日本の文化を継承し、新たな価値を創出することを全うするため、リユースの重要性を再認識しています。この旅皿プロジェクトに参加することで、皆さんもこの美しい伝統工芸品のストーリーを感じ、未来に向けた新たな流通の形を見つける手助けとなります。日本の歴史とともに歩んできたこれらの品々が、今後どのように文化として継承されていくのか、目が離せません。