職場のLGBTQ+とSOGIハラスメント対策を強化する新サービス登場

株式会社アカルクが、新たに職場でのLGBTQ+やSOGIハラスメントへの対応を強化する社外相談窓口サービスを発表しました。この新しいサービスは、法人向けにDE&I（多様性、公平性、包括性）の推進をサポートするもので、特にLGBTQ+に関する相談を専門的に扱います。

新サービスの概要

この相談窓口は、もともと人事制度の利用に関する企業向けのサービスとして発展してきました。これまでに約22万人の従業員に対応してきた経験と専門性を活かし、今後はさまざまな企業に向けて広がりを見せる見込みです。

従来の社員やアルバイトの方々が相談しやすい環境を整えるために、社内部門を通過する必要がなく、気軽に利用できる形を採用しています。このサービスによって、カミングアウトやアウティングに関する悩みを抱える方々に対し、心理的な安全を確保することを目的としています。

特徴的なサービスのポイント

この新しい相談窓口には、選ばれるべき特徴がいくつか存在します:

1. 専門的な対応
- 職場で起こりがちなSOGIハラスメントやLGBTQ+に関する問題に対して、豊富な実績を持つ人事労務の専門家がサポートを提供します。相談は当事者以外の方にも対応可能で、社内制度の申請窓口として活用することもできます。

2. 多様な相談方法
- 相談者は、電話やメール、オンライン、対面など、自分に合った相談方法を選べます。業務時間外でもメールでの相談が可能であり、時間を気にせずに利用できるメリットがあります。

3. 運用の徹底サポート
- 相談内容に関する定期的なレポートを提供し、社内相談担当者向けに研修やe-ラーニングを行うことで、スキル向上も目指します。これにより、相談窓口の設置にとどまらず、社内の体制や制度の見直しも支援します。

実際のニーズ

新たなサービスは、すでに社内の相談窓口が存在する企業、またはSOGIやLGBTQ+に関する相談がほとんどない企業に適しています。相談についての不安を抱えている企業に、支援を行い、より円滑な相談体制を構築することを目的としています。

実際の相談内容としては、同性パートナーシップ制度の利用に関する問い合わせや、カミングアウトに際してのアドバイス、アウティングに関する問題などが考えられます。これらに対応することで、企業の人事制度の見直しや新たな導入へとつなげることが可能です。たとえば、具体的なサポートがあったおかげで、時間はかかったものの、社内の制度を整備し、スムーズに制度を利用できた事例も示されています。

セミナーとキャンペーン

新サービスに合わせて、特別キャンペーンも実施中です。2025年の5月31日までに社外相談窓口を導入した企業には、初期導入費が無料となり、e-ラーニング席も1か月間無料視聴が可能です。導入を検討している企業にとっては、非常に魅力的な機会となるでしょう。

アカルクの代表取締役社長、堀川歩氏は、「この新しい相談窓口を通じて、多くの人が安心して相談できる環境を作りたい」と強い意志を示しています。今後、より多くの企業がこのサービスを導入し、多様性のある職場環境の実現に貢献することが期待されています。