中古車選びの新たな指標
2025年7月10日、リセールバリュー総合研究所が発表した【リセールバリュー白書2025】は、中古車選びの新たな基準を提案しています。本白書は、株式会社IDOMが運営する「ガリバー」の店頭における買取査定データを基に、中古車の資産価値を評価する重要な資料です。これを通じて、ユーザーがクルマを資産として意識する新たな視点を提供し、中古市場での適正な取引を促進することを目指しています。
リセールバリューの理解と重要性
クルマを買う際に気にするポイントの一つがその価値ですが、近年では「買う時」だけでなく「売る時」のリセールバリューも重要視されるようになってきました。この白書では、その傾向が具体的に示されています。年間約45万件の査定データを基にした分析は、経年別の査定件数や平均売却予想額、平均走行距離などを視覚化し、より明確に中古車の市場状況を把握できるようにしています。
注目すべきポイント
本白書にはいくつかの重要な分析結果が盛り込まれています。その中でも特筆すべきは以下のポイントです:
1.
人気車種の査定件数増加: 特にSUVやミニバン、軽自動車が査定件数で過去5年の中で最多を記録。中でもミニバン部門の「アルファード」、SUV部門の「ランドクルーザープラド」、軽自動車部門の「N-BOX」が圧倒的な人気を示しました。
2.
査定依頼者の年齢層: 年代別では、50代男性が最も多く、全体の約30%を占める結果になりました。これにより、高年式車の売却が進む傾向があります。
3.
平均売却予想額の動向: 人気SUVの平均売却予想額は、2022年以降横ばいが続いています。特にスズキ「ジムニー」は、過去の査定額から着実に上昇しています。
無料ダウンロード可能な白書
この「リセールバリュー白書」は、全48ページのPDFとして無料で公開されており、リセールバリューや中古車に関心のある方が簡単にデータを取得できるようになっています。ダウンロードページは
こちらです。
これからのクルマ選び
リセールバリュー白書2025は、単なるデータの提供にとどまらず、中古車選びの重要な指標を提示することにより、消費者と業界との橋渡しを果たします。リセールバリューを理解することで、ユーザーはより情報に基づいた賢い選択が可能になります。リセールバリュー総合研究所は今後も統計や分析を通じて消費者の意思決定をサポートし続けることを誓っています。
まとめ
この白書が提示する新たな視点を持って、より良いクルマ選びを行い、中古車市場の健全な発展に寄与することが、私たち消費者の未来を明るくすることにつながるでしょう。今後もリセールバリュー総合研究所の活動に注目が集まります。