株式会社エスユーエス(以下、当社)は、2024年8月9日に開催される取締役会において、東京都中央区に本社を置く株式会社スカイマティクス(以下、SMX社)との資本業務提携を決定しました。この提携は、デジタル化が進む建設業界において、教育や技術提供を通じて双方の成長を促進することを目的としています。
資本業務提携の目的
当社は「人と企業の笑顔が見たい」という理念のもと、多岐にわたるIT関連事業を展開しており、エンジニア派遣や先端技術を使用したソリューション開発、さらに教育事業にも力を入れています。一方、SMX社は、産業用リモートセンシングサービスのスタートアップとして、独自の「時空間プラットフォーム」によるドローン測量サービス「くみき」を提供しています。このサービスは、ドローンによる空撮データを用いて、従来の方法に比べて遥かに効率的に測量業務を行えるという特長があります。
提携による新たな教育戦略
今回の提携によって、両社はデジタル技術を駆使した人材教育において強力なプログラムを提供できる土台を築くことになるでしょう。特に、建設業界におけるデジタル化の需要が高まりつつある中、SMX社のクラウド型ドローン測量サービスと当社が持つAR/VR技術に関する教育プログラムを組み合わせ、未来の建設DX推進人材を数千人育成する計画です。
両社が計画している具体的な業務には、集合型研修の拡大やアウトソーシング事業の強化、さらなる顧客ニーズに応じた共同事業の検討があります。これらの取り組みにより、収益性の向上を図ることも目標として掲げています。
株式会社スカイマティクスと株式会社エスユーエスの企業概要
SMX社は2016年に設立され、リモートセンシング技術を駆使した新しい社会の実現を目指しています。彼らの強みは、様々なデータをリアルタイムで結びつけて解析する技術にあり、これを基にした「くみき」は、建設業をはじめとする多くの業種での効率化に貢献しています。
一方、当社エスユーエスは1999年に設立され、AR/VRやAI技術に特化した教育プログラムを提供しています。これまでの経験を活かし、今後は建設DXに必要な人材を育成することに注力していきます。共同での事業を通じて、両社にとって新たな価値創造を目指します。
最後に
この資本業務提携は、建設業界におけるデジタル化の進展を加速させるとともに、未来に必要な人材育成の一環として位置付けられています。両社が手を携えて進む新たな挑戦に、多くの期待が寄せられています。