未来の海運業リーダーを育成するワークショップ開催
株式会社商船三井(以下、商船三井)は、海運業の未来を支える人材の育成に力を入れています。最近、MOLアンバサダーに向けたワークショップを東京の虎ノ門エンパワーメントセンター『SANGO』で開催し、多くの若者に海運業の魅力を伝えました。このワークショップは2022年度から毎年開催されており、今回は3回目の実施です。
ワークショップのプログラム
今回のワークショップには、参加者たちが興味を持ちやすいようにさまざまなプログラムが用意されていました。特に注目されたのが、船上シミュレータの見学です。このシミュレータは、実際の船を操作する感覚を体験できる設備であり、参加者たちは船員の重要性について学ぶ貴重な機会となりました。さらに、商船三井が協賛するマサチューセッツ工科大学の教育プログラムの一環として、プログラミング体験にも挑戦しました。
企画展のアイデア出し
ワークショップの終わりには、2025年に開催予定の「商船三井ミュージアム ふねしる」での企画展について意見交換が行われ、MOLアンバサダーたちが考えたアイデアが発表されました。選ばれたアイデアは実際に展覧会で展示される可能性があるため、参加者たちは熱心にプレゼンテーションを行いました。
参加者から寄せられた声には、「シミュレータを通じて船員の役割を再確認できた」という感想や、「来場者のために楽しい企画を考えることができた」といったポジティブな意見が多数ありました。彼らは、自分たちのアイデアが未来のイベントに繋がるかもしれないという期待に胸を膨らませました。
サステナブルな未来を見据えて
商船三井は、「BLUE ACTION MOL」というサステナブルアクションを推進し、持続可能な成長と社会貢献を目指しています。この活動の中でも特に「次世代人財育成」に力を入れており、地域社会や環境への配慮を忘れずに活動しています。ワークショップを通じて、子供たちに海運業の重要性や、環境課題に対する取り組みを理解してもらい、未来の海運業を担うリーダーとしての素養を高めているのです。
また、MOLアンバサダーと共に実施されるオンライン職業体験イベントも定期的に開催され、全国の小中高生に向けた情報提供が行われています。これらの行事を通じて、次世代を担う人材に向けたキャリアの選択肢を広げることが期待されています。
未来を切り拓く海運業
商船三井は、子供たちが未来の担い手としての責任感を感じながら海運業について学ぶことができる環境を提供し続けます。豊かな海から未来が広がることを信じ、企業としての社会的役割を果たすために活動を続けています。私たちの社会貢献活動は、子供たちが夢を持ち、世界を舞台に活躍する未来を実現する手助けとなることでしょう。