働く女性を支える新たな取り組み
株式会社LIFEM(ライフェム)と日本生命保険相互会社(以下「日本生命」)は、2024年11月に働く女性の健康問題に関する協業に向けた基本合意書を締結しました。このパートナーシップにより、LIFEMが提供する法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』が日本生命の健康増進コンサルティングサービス「Wellness-Star☆」に加わり、2025年4月から、日本生命を介して提供されることになります。このように、女性特有の健康課題に対する啓発活動も共同で実施し、働く女性の健康をサポートすることが目的です。
健康経営の重要性
日本が少子高齢化の進行に直面する中、多様な人材が健康に働ける環境が求められています。特に最近、女性の社会進出が進む中で、月経、妊娠、出産、更年期などの女性特有の健康問題が仕事に及ぼす影響が注目されています。これらの問題は、働く女性自身にとってもキャリア形成に悪影響を与え、企業にとっても労働損失の要因となります。経済産業省の試算によると、社会全体で約3.4兆円もの経済損失が生じるとされています。これを受け、健康経営への関心が高まっているのです。
LIFEMの取り組み
LIFEMは、『ルナルナ オフィス』を活用して、企業における働く女性の健康課題を解決するための支援を行っていきます。このサービスは、月経や不妊、妊娠、更年期といったライフステージに合わせた健康問題を専門的にサポートし、産婦人科医によるセミナーや医療機関とのオンライン診療を通じて、従業員一人ひとりの健康問題を改善します。この協業は、女性特有の健康問題に対する社会的な理解を深める重要な一歩です。
日本生命との連携
日本生命は、生命保険事業を中心に多様なサービスを提供している企業であり、健康分野においても深い知識と実績を持っています。その上で、今回の協業は、LIFEMが提供する『ルナルナ オフィス』を通じて、より多くの企業や組織への健康支援を実現することを目指しています。両社が協力することで、企業の健康経営を推進し、働く環境の改善を図っていきます。
未来への展望
この取り組みにより、『ルナルナ オフィス』が日本生命の提供するWellness-Star☆と連携しつつ、より多くの社会的ニーズに応じたサービスの拡充や付加価値の向上を進めていくことが期待されます。健康経営を介して、企業の業績向上だけでなく、働く人々の健康と幸福の実現を目指す社会を築いていきます。
おわりに
働く女性を支えるための新たな試みが、企業の健康経営と相まって進むことで、より働きやすい社会の実現に寄与することが期待されます。今後の展開に大いに注目したいところです。